笑わせるのも仕事のうち

雨上がりの週末。
♪歩き始めた旦那さん~(春よ来いのフレーズで)に会いに訪問看護師さんが来てくれました。

以前は毎週来てもらっていたのですが、今は訪問STリハと交互に隔週のスケジュールです。
(介護給付枠調整のため)

今利用している訪問看護ステーションは、4~5人の看護師さんが交代で来てくれるので、
隔週となると、同じ人とは2ヶ月に一回会えるか会えないかです。
さて、今日はどなたが来るかしら?

あ、一番賑やかな人だ♪
以前ガスがたまり、お腹が張って苦しかった時に
さっそうと現れてあっという間にガスを抜いてくれた人です。


人を嬉しいことで驚かすのは楽しいものです。
しかもこんなハキハキしている人を驚かすのは、ね。

「あら、お元気そうですね。顔色もいいし」
主人を見るなり看護師さんが言いました。
「特にお変わりないですか」
バイタル測定をしながら、いつもの質問です。


うふふふ…。

「実は」
「はい」
「3日前の夜、突然歩き始めたんですよ」
「!」
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目を点にして絶句する看護師さん。



体温計を脇に挟んだまま、ドヤ顔の主人。
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「すごいすごい!ぜひ今日見せてください!!」
と看護師さんが声を上げました。
「そうね、ぜひ見てもらいましょうね」

看護師さんは、病棟でのリハビリや、拘縮予防のマッサージもよく知っています。
プロのアドバイスは積極的に聞かないとね。

ところが主人ったら
「やだよ」
とへそを曲げてしまいました。

全く一筋縄ではいかないオヤジです。
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アタシそんな安いオヤジじゃないのよ

何度か食い下がってみましたが、ますます機嫌が悪くなっていきます。
すかさず看護師さんが機転を利かせて、ペン立てに挿してあるうちわを指さし
「あれ、お祭りっていつなんですか?」
と聞きました。
去年の夏祭りに、デイサービスBさんで作ったうちわです。

私がその時の話を始めると、
主人が急にへへんと笑って
「おまえ、なーに、みてきたような、いっしょうけんめい、ばかじゃないの」
と言いました。

そう、お祭りの事は、連絡ノートや写真で見ただけ。
参加してないのでしょうがないですよね。
「こいつ、いっつも、いっしょうけんめい、だけど、ぜんぜん、しらない」
確かに、的確なツッコミです。
しかも表情が豊かで、ジェスチャーもあり、言葉もすごくわかりやすくて。
看護師さんと私は大爆笑です。
いかん、笑いジワが深くなってしまう…。
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最近デイサービスの連絡ノートに
『他の利用者さまと談笑されていました』とあるのですが
きっとこういう感じに違いない!
へ~、すごい、ちゃんと会話ができてるんだ!


しばらく笑って、ご機嫌が直ったところで再び看護師さんが
「じゃあ、私帰る前に立つところだけ見せてもらっていいですか?」
と声をかけると
「いいよ」
と良いお返事が返ってきました。

さすが看護師さん、頑固おやじを扱い慣れてますね~~。

立つだけと言いつつ、杖を持つと自然に足が動きます。
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数歩ベランダ方向へ歩き、方向転換して玄関へ。
看護師さんに写真も撮ってもらいました。
「すごいすごい!絶対みんなに見せます!」

皆さんの驚く顔が目に浮かびます。


帰り際、玄関で看護師さんが何度もうなずきながら
「いやぁ、良いもの見せてもらいました。すごいですね。
 あれだけ歩けるなら、PT(理学療法士)に指導してもらえると良いですね。
 左足の振り出しはもっと良くなるはずですよ」
「ですね。段差が一段でも登れれば、家でトイレに入れますし」
「次々欲が出ますね」
「出ますね~。あれ見ちゃうとね」
「ね~~。私も何かサポートできないか、事務所で相談してみます」
「よろしくお願いします」


あーあ、いつにもまして笑い声が絶えない一時間でした。
でも結局、今日は訪看さんらしい仕事がほとんどなかったなぁ。
お通じ出してもらおうと思ってたんだけど…。
ま、いいいか。
在宅療養に欠かせない強力な助っ人なのはもちろん、
患者さんの笑顔を引き出すのも、訪問看護師さんの仕事だもの。
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