東京都美術館のバリアフリートイレ

2012年4月にリニューアルした東京都美術館。

って、リニューアル前の様子を知らないので何とも言えませんが、
今回主人とトイレを利用したので、写真を撮って来ました。
『東京都福祉のまちづくり条例』に倣うと『だれでもトイレ』ってやつです。 

まぁ、単に言葉の好き嫌いなんでどうでもいいんですが、
私『だれでもトイレ』『みんなのトイレ』とかいう名称が全くもって気に入りません。

いや、バリアフリーって言葉もあんまり好きじゃないんですけどね。

明確に『乳児及び障害者用トイレ』ぐらいでいいじゃないかと思いますけどねぇ…。
何故『だれでも』なんて曖昧な名称にするんでしょうか??
しかも『どなたでもご自由にお使い下さい』とか書いてあったりするんです。
でも、ここは本当に必要な人以外は、ご遠慮いただきたいのです。
かく言う私も、主人が障害者になる前は
「空いてるからいいじゃん」と安易に考えて使ったことがあります。
どんなに迷惑な行為だったか、今考えると顔から火が出るほど恥ずかしいです。
使いたくても使えずに迷惑をかけてしまったかもしれない。
本当に申し訳ないです。

真剣に『だれでもトイレ』『みんなのトイレ』と呼ばせたいなら、
すべての公衆トイレを幼児や高齢者、障害者が使えるようにすべきです。
バリアフリーってそういう事だと思います。


ありゃ、話がずれました。

東京都美術館のバリアフリートイレはロビー階(地下1階)に一箇所あります。
受付か職員の方に聞けばすぐ案内してくれるはずです。
(車いす対応のトイレは他の階にもあるそうです)


私は自然に気づいたので、わりと分かりやすい場所だと思いますよ。
あっ、入口の写真撮っておけばよかったですね。


建物が新しいせいもあって、中はすごくきれいでした。

入って左奥に手すり付きのトイレがあります。
手前の手すりは跳ね上げできるので、一人でも車いすを横付けしてトランスできます。
KIMG0804.jpg

が、左片麻痺の方は一人では使えないトイレです。
左右に空間があれば、どちらが麻痺でもトランス可能なんですけど。
ご覧のように、トイレットペーパーや洗浄ボタン、非常用ボタンも全て左側にあります。
無理に右手を伸ばすと、左側へ転倒する危険がありますね。

つまり、基本『介助者がいる』前提で作られてるトイレなんですよね。


いえいえ、クレームじゃないんですよ。
でも、トイレぐらい一人で入りたいですよね。
私だったら、確実にそう思います。

例えば奥まった場所にあるトイレなら、介助者が一度外に出て用を足し終わるまで待つということも可能ですが、
こちらはロビーが目の前、すぐ隣が女性用トイレで、頻繁に人が出入りしますので…。
うーん。
ちょっとした配慮があればと思うんですけど…。


あれれ、また話がずれました。


こちらはオストメイト対応のトイレです。
KIMG0805.jpg
ピカピカですね。
(オストメイトは使用したことが無いので、それしか言えないです。すいません)


そして、これ。
入ってすぐ右の壁に、介助ベッドが備え付けてあるんです。
今回はこれを使わせてもらいました。
KIMG0803.jpg

片手でも楽に引き出せます。
また上面がウレタン製なので寝心地もまあまあです。

ちなみに渋谷区役所内にある『だれでもトイレ』の介助ベッドは金属製です。(2年前から変わってなければ)
いやいや、痛いってば!なんでしょうこれ!
夏はひんやり、冬はゾクゾクするほど冷たいはず。
最初見た時は言葉を失いました。


…また脱線しちゃいました。すいません。



ベッドの高さや幅はちょうど良くて、私一人で十分移乗が可能でした。
自走車いすの方でも、一人で引き出して使えそうな感じです。
KIMG0802.jpg
横になった時、枕がないのでタオルを丸めて敷きました。


このベッドのおかげで、私だけで手早く尿とりパッドを交換でき、ほっとしました。
何しろ外出時に心配なのがトイレです。
これがあれば、万一衣服を汚してしまった時でも安全に着替えができます。
とてもありがたかったです。


ただ、これも仕方ないんですけど
隣が女性用トイレなので人の気配がひっきりなしで、
見えないと分かっていても落ち着かなかったです。


もう少し細かな配慮があると最高かなとは思いますが、
その人の考え方だったり、障害の程度によって望むことは様々ですから
全てを叶えるのは難しいですよね。
決して文句を言ってるわけではないので、ご了承下さいね。

なんかイチャモンみたいな文章になってしまいましたが、
それだけ障害者用のトイレというのは、びっくりするような物が多いのです…。
気分を害された方がいらっしゃったらお詫びします。




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Comment

  • 2012/08/30 (Thu) 19:53
    西の魔女ちゃん #mQop/nM. - URL
    以前から感じていました

    バリアフリーとうたっているトイレなどで設計段階で
    あらゆる方が対応できるものは考えられないのか?
    という疑問なんです…

    右側が不自由な方、左側が不自由な方
    その場合のトイレットペーパーの位置とても重要になってきます
    介護者が常に同伴を想定するのではなく
    特にトレイなど設備さえよければお一人でも可能な方たちもいらっしゃいます

    これからの公共施設は特に、トイレなどの個室空間は
    是非使う方を(付き添われる方も)アドバイザーに迎えて
    使用する人の生の意見を聞かれた方が良いと思います

  • 2012/08/31 (Fri) 07:46
    まっち #- - URL

    文句ではなく意見ですから、どんどん進言した方が良いですよー。

    (想像ですけど)障がい者の声を一応は聞いて作っているのでしょうけれど、詰めが甘いのだと思います。
    片麻痺って言ったって、右側の人もいれば左側の人もいるのに・・
    ちょっと考えればわかりそうなことが、思い付かないのは
    やはり作っているのが健常者だからじゃないでしょうか。。

    それでも、こういったトイレが増えてくれれば
    トイレの心配をしないで外出できますよね。

  • 2012/09/02 (Sun) 20:59
    mikomona #- - URL
    西の魔女ちゃん さん、こんばんは。

    そうですね、あらゆる方というのは難しいかもしれませんが、
    トイレの両脇に空間ができるような設計にするだけでも違うかなと思います。
    ただ、空間があると万一転倒した時、大怪我する可能性もありますので
    難しいですよね。

    でも、すこしずつでも変わっていかないと!
    今後ますます高齢化が進んでいきますからね。
    いちいち介護人がつかなくても『自分でできることは自分でやる』という当たり前のことが、
    普通にできる社会になって行く事を願っています。

  • 2012/09/02 (Sun) 21:53
    mikomona #- - URL
    まっちさん、こんばんは。

    主人のように全介助の人は、もう仕方ないでしょうが、
    自走車いすで移動できるような方は、きっと1人で安全にトイレに行きたいと思っているはずです。
    そんな方のために少しの配慮があれば、
    せっかく作った施設がもっと活きるのになぁ…と思います。

    でも大人用の介助ベッドがあるだけで嬉しいですね。
    金属製は勘弁ですが…。

    いろいろ書きましたが、東京都美術館のトイレは広さも十分あって使いやすかったですよ。

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