引っ張らない身体介護(話はひっぱるかも) 座り直し編その3

<前回>の続きです。

では『引っ張らない身体介護』ではどうするかというと…。

そのうちの1つをご紹介します。
私がやってる方法以外にも、たくさんやり方があるんですよ。


まずいきなりやらないで、必ず声掛けしましょうね。
そして両足がしっかり床についているか確認しましょう。

車いすのフットレストに乗せたままだと前傾姿勢が取りづらいので
足はおろした方がやりやすいです。
できなくはないですけど。
(というか面倒な時はやってしまいますが…)


次に、背中に手が入る隙間ができる程度に前傾してもらいます。
まだ重心を移動させる時ではないので、少しで良いですよ。
被介助者の両脇に、介助者の両手を差し込みます。
座り直しその6
腕は太いので(私の腕がって訳じゃないですよ!)奥まで差し込むと自然に上体が押されて前傾していきます。

両手でズボンの両脇をつかみます。
座り直しその26
この時、「イエーイ」のジェスチャーのように親指は他の指と離して直角に突き出します。


前傾姿勢ができているか確認して、足りなければ介助者自身が少し前傾して腕で被介助者の上半身を押します。
間違っても頭を押さないでくださいね(笑)
両腕で押すと接触面が広くなり、小さな力で前傾しやすくなります。


そして「お尻を後ろに引きますね」と声をかけて
ズボンをしっかり掴んだまま親指を下向きにします。
座り直しその25


前傾姿勢がとれていれば、手首を回転する力で十分動かせる(つまりお尻の除圧ができる)んです。
力を込める必要もありません。
むしろ力づくでやると、前傾しすぎて車いすから落ちるかもしれません。

もし前傾が不足していても、両腕で身体を挟みこむように支えることができるので、
さっきも書いたとおり介助者自身が前傾すると、自然に被介助者も前傾します。
なので少々の座り直しなら可能です。(大きな動きは難しいかも)
被介助者も手が自由に動かせるので、例えば健側で手すりをつかんで協力してもらえると
さらに重心移動がスムーズにできます。


この介助法のポイントは
座り直しその8
水平に腕を動かさないことです。

親指の動きと手首の回転を意識します。
201310062514.gif
久々にgifアニメなんか作ってみました…。


だいたい座り直しなんて、何十センチも動かす訳じゃないですからね。
ほんの数センチ、身体を移動させるだけです。
お相撲さん並に身体が大きい人を動かすなら話は別でしょうが。

ちなみに私と主人はほぼ同じ体格、体重もほぼ同じです。


尚、パジャマとか薄手のズボン、伸縮性が高いスウェットなどでは
うまく身体を動かせない場合があります。
私はそういう時、リハビリパンツも一緒に掴んで動かしますが、
別のやり方がうまくいくかもしれません。


もちろんこれだけが絶対ではないんです。
介助者と被介助者とのバランスもあります。
が、『引っ張る身体介護』に比べると、私は格段に楽になりました。


座り直しその5
これよりはマシかな~~と思います…。


~続きます。
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Comment

  • 2013/10/27 (Sun) 14:37
    まっち #- - URL

    ふむ・・。
    実際に目でみているわけではないので、質問です。
    車椅子には背もたれがありますよね?
    後ろから脇に両腕を入れて介護者が前傾姿勢を取るのは、背持たれが邪魔して難しくないですかね?
    家の旦那の車いすは、背もたれが結構高いです。
    後ろから抱え込むには、キビシイです。

    我が家では、常に二人介助なので mikomonaさん式座り直しは使えないですが、「引っ張らない」介護は大切なことかも。
    今は、それぞれが脇に手を入れ、もう一方の手で腿の裏を抱えて座り直ししています。
    二人だからできることですね。

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