ベビーシッター事件をニュースで見て…

今日のニュースで、ネットのベビーシッターマッチングサイトを通じてベビーシッターを名乗る男に子供を預けたところ、
その子供が一時行方不明になり、警察の捜索により発見された時には2歳の男の子が亡くなっていたという事件を見ました。


詳細は分かりませんが、亡くなった男の子があまりに不憫です。

2歳の子供がいきなり母親から引き離され、知らない場所に連れて行かれ、知らない人の家で一夜を明かすなんて、
すごく怖かっただろうし、とても寂しかったと思います。



そんな思いで夕食を準備していたら、ふっとある光景が目に浮かんできました。

ある夜、知らない女の子と男の子が、家にいます。
ちょうど私と弟と同じぐらいの年格好ですが、今まで見たこともない子供です。
私は、何で知らない子が家にいるのかと訝しく思っています。
二人はパジャマを着て寝ていますが、やがて知らない女の人が家にやってきて、寝ている子を起こして連れて行きます。



そうだ!


母親もベビーシッターをしていたんだ!


忘れてた…。



私の母は、突然夫(私の父)に先立たれ、平凡な専業主婦からシングルマザーとなり、
朝から晩まで家事に仕事に大忙しでした。
それがいつからかは分かりませんが、母子会(全国母子寡婦福祉団体協議会)の会員となって活動もしていました。
私が高校生になる頃には、会議の運営に参加したりと、随分頑張っていたようです。


母がベビーシッターを引き受けた経緯は全く分かりませんが、
母子会で知り合ったお母さんに頼まれたのかもしれません。

その子たちは夕方家に連れて来られ、夕飯を食べ、お風呂に入り、お迎えがくるまで寝て待っていました。

結局ベビーシッターは数回で終わりました。
(その経緯も分かりません)
元々単発の約束だったのかもしれませんし、どこか託児所が見つかったのかもしれません。
母が、何がしかの報酬を得ていたのかも不明です。


私が覚えているのは、その子たちのどこかよそよそしい不安げな態度と、
彼らから感じる他人の家の匂いです。



あの子たち、どうしているだろう。
もう自分の家庭をもって、幸せに生きているだろうか。



今も昔も、仕事の都合でどうしても子供を預けなくてはならない母親はいっぱいいるんだな。
頼れる親族や、ちゃんとした保育所に預けることができなくて、
赤の他人にお願いする他に手段がない人もいるんだろうな。


一刻も早く母が迎えに来てくれるのを、あの子たちみたいによそよそしい暗い目で、
ひたすらにじいっと待ってる子供が、たくさんいるってことなんだ…。


なんだか…。



私には、亡くなった子の冥福を祈ることしかできないけれど…。



やりきれない思いです…。
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