赤毛のアンと介護

NHKの連ドラで放送されている『花子とアン』に触発されて、
再び『赤毛のアン』の書籍を手に取る方も多いのではないでしょうか。
あ、初めて読まれる方も多いかも。

私は『再び派』です。

子供の頃に最初の『赤毛のアン(原題:Anne of Green Gables)』読んで、
20代に『炉辺荘のアン(原題:Anne of Ingleside)』まで読みました。

今回は電子書籍で『炉辺荘』まで読んでます。
子供の頃は、こんな素敵なお友達が欲しい!と思ってましたが、
今はマリラの方に年が近づいたので(笑)
こんな賢くて優しい娘がいたらどんなに楽しい毎日だろうと思うようになりました。

そして改めて読みなおすと、当時の女性たちも育児家事、そして介護に追われているんだと気づきました。
もちろん今のような介護とは全然違いますが、
あらゆることに不平不満しか言わない不愉快極まりない婆たち(失礼)と、
それでも我慢に我慢を重ねて介護を続ける女性たち、
今の時代も本質はあまり変わってない描写に、思わずうんうんと頷いてしまいます。

『母が重い』のは今に始まったことじゃないんですね。

作者のルーシー・モンゴメリは祖母の世話を10年以上されていたそうで、
物語の中とはいえ、リアルに感じる場面がたくさんありました。
相当苦労したのだと思います。

他にも、あ、このおばあさんは認知症の周辺症状なのかな それとも精神疾患なのかな とか
この時代の車いすって乗り心地悪そうだな、とか
あー、これは外傷による高次脳機能障害なんだわ とか

まぁ、良くも悪くも深く読み込むことができました。


それにしても、当時の人って本当にたくさん食べて、たくさん喋ってたんだなぁ~。
例えばカスバート家が新任の牧師さん夫妻を招いて開くお茶会に出てくる料理の数々、
『ひな鳥のゼリー寄せ、コールド・タン、ホイップクリーム添えのレモンパイ、さくらんぼのパイ、
クッキー3種類、フルーツケーキ、プラムの砂糖漬け、パウンドケーキとレイヤーケーキ、
そして新しいのと古いの両方のパン(多分たっぷりのバターを添えて)』(赤毛のアンより)
他にも紅茶、コーヒー、果実酒やいちご水(本当はラズベリーだったらしい)もあったのかしら。

まぁこれはお客様をもてなすための特別のごちそうなのでしょうが、
今なら1日かけて食べるような量を午後の軽食のテーブルに並べるんですからね。
この後夕食も食べるんですからね~~。
いやはや…。

食事の量はともかく、メニューを見てるだけならすごーくおいしそう。
そして主役のアンを食ってしまいそうな面白すぎる登場人物たちの行動の数々や、
当時のカナダの雄大で繊細な自然描写、苦労も多いけど賑やかで豊かな生活描写。
読んでいるだけでも心がすっとします。

私にとっては『大草原の小さな家』シリーズと並んで、大好きな物語です。
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Comment

  • 2014/05/21 (Wed) 23:01
    あんぱん父さん #- - URL

    ・・・・・・・・・・・・心の友です !

  • 2014/05/22 (Thu) 21:34
    みのねこ #- - URL
    アンとルビー・ギリスの会話が印象的です

    私も「赤毛のアン」シリーズ好きで読み返しました。

    >それでも我慢に我慢を重ねて介護を続ける女性たち、
    >今の時代も本質はあまり変わってない描写に、思わずうんうんと頷いてしまいます

    mikomona様の視点はやはり介護なのですね。
    作者のモンゴメリが10年も祖母の介護をした事、知らなかったです。

    私は…アンの友人の中でルビー・ギリス(派手好きで高慢な女の子、という設定だったような;)が肺結核で夭逝するのがとても印象的です。
    子供の頃に読んで本当に恐ろしく感じてしまい、トラウマでした。

    赤毛のアンは人それぞれに思い入れのシーンがあるのでしょうね^^

  • 2014/05/22 (Thu) 23:32
    mikomona #- - URL
    あんぱん父さん、こんばんは。

    おおっ、もしかしてあんぱん父さんも『赤毛のアン』を読まれていたんですか?
    意外に、いえやっぱりロマンチックなんですね♪

    そういえばレオ君はカナダの雄大な自然が似合いますね。
    草原を駆けまわったり、カヌーに乗ったり楽しめそう!
    …なんて思わず妄想しちゃいました(笑)

  • 2014/05/24 (Sat) 12:24
    mikomona #- - URL
    みのねこさん、こんにちは。

    みのねこさん、こんにちは。

    やはりみのねこさんも『赤毛のアン』読まれていたんですね♪
    ところで、『赤毛のアン』って、本人が知ったらショックで寝込みそうな邦題ですよね。
    一番アカン方向へ行ってしまってるような…(笑)

    今の私に介護というか、主人の病気や障害の事は
    切っても切り離せないものになってるようです。
    決して好きでやってる訳ではないんですけど、
    何をしていても決して忘れることがない…。ああ、厄介だなぁ…。

    ルビー・ギリスもそうですが、アンの最初の赤ちゃん(ジョイス)もショックでした。
    シリーズ終盤は戦争の話も出てきますし、なかなかシビアな物語ですね…。

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