たかが忘れ物ですが

昨日の夕方、『極楽の湯』(デイサービスCさん)から電話がありました。

げっ、何かあったのかしら?
とびっくりしたのですが、
「今ご主人はお帰りの車に乗ってデイを出発されたのですが、お預かりしていたシリンジ(カテーテルチップ)をお返しするのを忘れてしまいまして…」
「あぁ、そうですか」
な~んだ。

胃ろうに何かを注入するためには、いくつか器具がいります。
うちの『ボタン型』の胃ろうの場合、
まずお腹についてる『胃ろうカテーテル』に『接続チューブ』をつなげます。
さらに点滴みたいに量を調整できる部品(クレンメ)がついた『栄養チューブ』をつなげて、
ボトルに入れた流動食をポタポタと時間をかけて注入したり、
粉薬などチューブでは詰まるようものや、少量の水分などはカテーテルチップでささっと入れたりします。

胃ろうの器具たち
きちゃない書きなぐりですいません

ちなみにカテチ以外はあまりストックがないので非常に困ります。
※接続チューブは胃ろうカテーテルとセットになってまして、これだけを購入する事ができないのです。
 なので造設時には予備がないという恐ろしい話…。

カテチ(我が家ではそう呼んでます。ポテチみたいで可愛い…かな?)は消耗品なので、
うちでは箱でストックしていますから1本ぐらいなくても気にしません。


「それで、お返しに伺えるのが18時過ぎになってしまうのですが、よろしいでしょうか…」
「…あら、すいません…じゃあよろしくお願いします」

いいですよ、いつでも と言いたいところですが、
たかだかカテーテルチップ1本を返しに来ますと言って来たのには訳があるのに気づいたので
ありがたく(?)受け取ることにしました。


続きはこちらから
GW前の話になりますが、Cさんで帰りにウィンドブレーカーをハンガーに掛けたまま着せるのを忘れた事がありました。
まだ朝晩肌寒い日が続く頃でしたので、例え玄関の前まで送迎してくれるとはいえ、
日の陰った夕方にシャツ1枚で帰して欲しくなかったな、と思いました。
そして何よりもカチンときたのは、Cさんのサ責(サービス提供責任者)の方が夕方電話で
「すいません、上着をこちらに置きっぱなしにしてしまいまして…。
 それで、お返しは次回のご利用時でもよろしいでしょうか?」
と言ったことです。

次回の利用は週末を挟んで4日後。
それまで上着を着る機会はないと思っているのでしょうか。

それよりも、私は『次回』という言葉が出てきたことにがっかりしました。

デイサービスCさんは『通所療養介護』といって、重度の障害や持病をお持ちの方を対象にした施設です。
看護師さんや各種リハビリ担当の方が他のデイサービスより多く、
設備も充実しています。


その施設で働く意味を本当に分かっているのでしょうか。


主人は、幸い体調は安定していますが、
この間のように風邪を引いただけで、一週間寝こむような身体です。
今回は肺炎にならなかったけど、もし痰がつまって肺炎になったら命も危ないのです。
移乗中に転倒して骨折、急なてんかん発作、腫瘍の再々発で入院するかもしれない。

毎回毎回、もしかしたらこれが最後の利用になるかもしれない、
だから気持ち良く送りだしてあげたいし、他の利用者の皆さんと一緒に精一杯楽しんで来て欲しい。
と、ちょっぴりの覚悟と共に見送っている私の気持ちを、全然分かってないな、こいつ。

とは言いませんでした。
『分かりました』
とだけ答えました。
小規模の施設で、バタバタしているのでしょう。
疲れているのでしょう。
今夜は残業でまだ帰れないのかもしれませんね。
よ~く分かります。

主人もおいしいおやつを楽しみに(?)通ってますし、皆さんには本当に良くやって頂いてると感謝しています。

私も、『面倒くさい利用者の家族』にならないよう、クレームを入れる際はかなり気を遣ってるんですよ。一応。

でもさぁ…。
着せ忘れたのはCさんなのに、自分から『次回でも良いですか』なんて言うあたり
ちょっと非常識だと思います。

ちなみに他のデイサービスでは、どんな小さな忘れ物でも必ず当日中に
「遅くなって申し訳ありませんが、これからお返しに伺います」と言ってくれました。
例え明日利用の予定があってもです。
※別に彼らはこれが最後かもしれない…なんて思ってないでしょうが、一般常識の問題ですよね。


…という話を、GW明けにケアマネさんに愚痴ったんです。
別にチクったつもりはなく、話の流れでふと思い出したので
「そういえば…」という感じでした。
※私とケアマネさんの話は主人の介護問題より圧倒的におばちゃん同士のよもやま話です(笑)
だから「別に向こうに言わなくて良いですよ」
と断っておいたんですけど。


もしかしたらケアマネさん、何かのついでにそれとなく話してくれたのかな…。

それで改善されたのなら良かったと思います。
できれば単にクレームと捉えずに
利用者と家族の気持ち、ちょっとでも分かってくれると嬉しいんですけどね。


小学校の頃空のランドセルで登校した事もある、忘れ物常習犯だった私が言えたもんじゃないか…(えへへ)
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Comment

  • 2014/05/29 (Thu) 22:27
    poco #- - URL

    そういう小さな心配りが、大きな感謝になるんですよね
    逆に小さな無神経が大きな不信感につながります

    母もデイサービスAから上履きのままで帰ってきたり、お風呂に入れてもらったのに下着をはき替えてなかったりしてることがあり
    そんなこと大したことないんだけど、一事が万事こんな感じじゃないかな、なんて思ってしまいました

  • 2014/05/30 (Fri) 09:11

    はじめまして。トマシーナと申します。
    拙ブログをご訪問いただきましてありがとうございます<(_ _)>
    私は昨年12月から父を自宅で介護しています。
    と言っても大した事はしておりませんけどね。
    これからちょくちょく遊びに来ますね。
    拙ブログも気が向いたらおたずねください。

  • 2014/06/01 (Sun) 09:32
    mikomona #- - URL
    pocoさん、こんにちは。

    そうなんです、本当に小さなことですけど、
    実は小さな気持ちの積み重ねが大事なんですよね。

    私も思い当たるフシがたくさんあるので(汗)反面教師と考えて自分に活かさねば…。

    どこのデイサービスも病院も、
    特に整容に関してはイマイチですね。
    なんか『裸でなけりゃオッケーじゃん♪』って感じがします。
    (いや、それじゃいけないんですけど)
    同僚の話しでは、保育園も似たり寄ったりだそうで…。
    迎えに行くとガックリするそうです。


    マザー・テレサの言葉ですが、
    『この世では、大きいことはできません。
     小さなことを、大きな愛でするだけです。』
    とか
    『もしほんとうに愛したいと願うなら、
     ゆるすことを知らなければなりません。』
    とか

    ああ…心にしみるけど耳が痛い…。

  • 2014/06/01 (Sun) 09:46
    mikomona #- - URL
    トマシーナさん、はじめまして。

    トマシーナさん、はじめまして。

    こちらこそご訪問いただきありがとうざいます。

    お父様の介護、女性が男性を介護する場合は
    何よりまず体力的にキツイ(いや他にもいろいろキツイですが)ですね。
    在宅介護丸4年の私、すっかり全身に筋肉がつきました。
    それでも、力の入らない男性の身体は重たいです。

    猫さんたちのお世話も大変ですね。
    うちも腎不全で亡くした子がいました。一番甘ったれの可愛い子でした。
    今でも似た毛並みの子を見ると胸がつまります。

    またお時間ある時にでも遊びに来て下さいね。

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