やってしまった話

前回の記事で、主人にケガをさせてしまったと書きました。

足に低温やけどさせてしまったのです。

最近足が氷のように冷たくて、寝る時にペットボトルの湯たんぽを入れてたのですが、
そのお湯が熱すぎたらしく、そのため動く方の右足で蹴ってどかしたのでしょうね、
朝起きてみると、湯たんぽがベッドのフットボードと左足の間にがっちり挟まってました。

そして完全に水ぶくれに…。

私も夜中に一度起きて様子をみればよかったのに、疲れて疲れてどうしても起きられなかったのです。
主人は何度も「おーい、おーい」と異変を知らせてくれていたのに…。


そしてやけどをした翌朝(結婚式の前日)は、高い熱が出て一日中苦しみました。
水ぶくれはどんどんひどくなり、パンパンに張って今にも破裂しそうでした。
ああ、もうだめだ、結婚式どころじゃない、と腹をくくって看病に専念しました。
でもU先生の早めの手当と抗生物質の投与が聞いたのか、夜中までうなされつつ眠り続けていたのに
何と翌日にはほぼ熱がひいてデイサービスへ行かれるほどに。
私も無事結婚式に出席できました。

それでもまだ、ぐったりしていて食も進まなかったのです。

翌日は台風が近づいて関東地方は一日雨の予報でしたし、私も休みだったので
「デイサービスは休んで家でゆっくりしようか」
と言うと、主人は首を振って
「行く」
と予想外の返事がかえってきました。

そしてその翌日には、ほとんどいつも通りの食欲で、いつも通りの受け答えもしっかりできて
元気に『極楽の湯』(デイサービスCさん)へ行ってくれました。

水ぶくれは徐々に小さくなってきてます。
少しだけなら足に床についても痛みを訴えなくなりました。

熱が出た時は、U先生や訪看さんは肺炎を疑い、私もそれを一番危惧していたのですが、
それにしては痰が増えず、呼吸も苦しそうな感じがなかったので
「いつもの感じじゃないなぁ、もしかしたら火傷のショックかも」
「でも、やっぱり肺炎なのかな、いつもと違う菌が悪さをしているのかも」
と悩みながら、やることはいつもと一緒。
基本は体温調節と補水・経管栄養と体交です。

何度も書きますがこういう時、胃ろうはスーパーマンより心強いです。
意識があろうがなかろうが、薬も水分も栄養もしっかり入れることができるのですもの。

抗生物質を使うことには抵抗があるのですが、やっぱり効く菌には効くんですよね。
熱が出始めた時にすぐ使ったのが良かったのでしょう。


ちなみに低温火傷の経過と治療は、普通の火傷とは違います。

長時間熱源と接触するため、見た目よりも深くまで炎症がおきています。
そして徐々に炎症が進行していきます。
傷ついた皮膚組織は再生せず、壊死しますので当然治癒するまでの期間も長いです。
火傷の大きさ、深さに寄っては皮膚移植をする場合もあるそうです。


U先生は火傷の上からオプサイト(透明の防水フィルム)を広く、ぴったり貼って
「できるだけ水ぶくれを破らないようにして下さい。この液に傷を治す良いものがたくさん入っていると言いますし、破れると感染の危険もでてきますから。
 もちろん破れてしまう事もあります。その場合は化膿しないよう気をつけて手当しましょう」
と言いました。
「それ以外は、通常の生活で大丈夫です」
だそうです。


それにしても、訪問診療、訪問看護、訪問介護の皆さん、
低温やけどと聞いても全く動じたふうがなくて
「ああ、もう低温やけどの季節なんですね」←U先生
「化膿さえしなければ、そんなに心配ないですよ」←訪看さん
「あらあら、それはビックリしましたね」←訪看さん
「火傷ですか、了解しました」←ヘルパーさん
平静そのものの反応…。

いかに在宅介護の場に低温やけどが多いか、彼らの対応で分かりました。


私なんて初めての低温やけど(しかも100%自分が悪い)でオタオタして
ネットで調べた情報(皮膚移植・感染すると命にかかわる)に右往左往していたのに。

といっても、U先生は翌日、翌々日と朝晩往診に来てくれましたので、
やっぱり心配な状況ではあったのですよね…。



なお、火傷から数日(一週間ほど)して、皮膚組織が壊死し、その下に新しい皮膚ができてきます。
適当な時期に壊死した部分を除去(デブリードマン)し、その後は感染に注意しつつ湿潤療法で治していくことになりそうです。
治療の方はすっかりU先生にお任せできますから、私はその指示に従い、
少しでも栄養のあるものを用意し、水ぶくれを破らないよう注意し、元気に過ごしてもらうよう頑張るだけです。



そして去年ずっと使っていたペットボトルの湯たんぽ、使うのが怖くなっちゃいましたが、
やっぱり足は冷えるので、恐る恐る復活。
あ、そういえば去年は200mlの小さなボトルを使ってたんですね。
今年はたまたま200mlのボトルが切れてて、500mlを使ったんです。
それで熱いお湯を入れたのですから、そりゃ火傷もするわ…。

昨夜、お湯は手で持てるぐらいの熱さにして靴下にくるんで両足の間に接触しないようにおき、
そしてもう1つ、ホットタオル(濡らしたタオルを30秒レンジで加熱)を靴下にくるんだものを足先におきました。
ホットタオルは2~30分もすると温度が下る(体温以下にはなりませんが)ので、取り出すのを忘れても大丈夫です。
これを主人がベッドに入った時に入れて、私が寝る前にもう一度温め直すことにしました。

翌朝、足先までホカホカになってました。良かった…。



在宅介護に油断は禁物、いっときの判断ミスが深刻な事態になるのですね。
疲れていたとはいえ、お湯の温度をちゃんと確かめていれば、夜中に起きて様子を見てあげれば…
後悔はつきません。

でも、主人は私を責めることもせず、それどころかちゃんと結婚式に出席させてくれて、
身体がしんどいのにデイサービスにも行ってくれて…。
本当にありがとう。
こんなオッチョコチョイの嫁だけど、これからもよろしくね。
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Comment

  • 2014/10/16 (Thu) 20:54
    まっち #- - URL

    mikomonaさん、どんまいです。
    ご自分を責めないであげて下さいね。

    ご主人、大事にならずに良かったです。
    とは言え、低温やけどってコワイですね。
    やけどそのものもですが、細菌感染がコワイ。

    このまま順調に回復されますように。
    元気が一番です。

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