『正常化バイアス』に騙されないためには、『小さな声』に耳を傾けるべし…と思い知った件

今日は土曜日。
午前中はPTリハ、午後隔週で訪看さんが来る日です。
そして今日から、訪問歯科も加わる事になりました。

以前は平日の朝一で来てもらっていたのですが、スケジュールが合わなくなったのです。
その関係で、来てくださる先生も変わりました。

義歯は特に問題なく使えていたので私も油断していました。
気がついたら前回の受診から半年以上過ぎていて、すごく久しぶりの訪問歯科になってしまいました。


認知機能に障害がある人の治療というのは、何かと大変なのですが、
その最たるものが歯科だと思います。
何しろ口を開けてくれないと始まらないのですから。

一度主人を連れて歯科クリニックへ行ったことがあります。
その時に認知症の方が個室で治療を受けていて、声だけがドアの向こうから聞こえてくるんですけど、
いやぁ、これは大変だなぁ…。と思いました。


その経験を踏まえて、主人の事を一番良く知っているはずの私には、かすかに不安はありました。
主人は初対面の人をかなり警戒するからです。
しかもそれが自分の家(縄張り)に入ってきて、いきなり口を開けろと言うのですから。

緊張させないよう、しかるべく配慮をするべきでした。

入れ歯を外す時は問題なかったのです。

でも、少し傷んだところを直して頂き、さあはめてみましょう、というところで
主人が口を開けるのを拒みました。

半ば強引に口をこじ開けて、入れ歯をはめ、軽く動かしながら「うん、大丈夫ですね」と先生がおっしゃって、
やれやれと思いました。


ところが、それから流涎が増えてきました。
おかしいなあと思ってたんですが、訪看さんも
「入れ歯を直したから、歯茎のあたり具合が変わったのが刺激になったんでしょうかね」
と言っていたので、そういうものかな…なんて。


おかしいなあ と気づいてるのに、それを過小評価する。
『正常化バイアス』という心理状況です。
私も何度もそれに引っかかってます。

今回もそうでした。

夕飯時、なんでもない食事が全く口に入らず、むせまくるので
まさか?と入れ歯を取り出して、改めてはめてみたところ、
はまらない!!!!

直した部分の削りが甘くて、入れ歯がカパカパ浮いてるのです。

え~~~~っ!!


そう、最後になかなか口を開けてくれず、焦って強引にはめた入れ歯がきちんと合ってないことに、先生も気づかなかったのです。


いや、先生を悪者にする余裕はありません。

どうしよう。
歯がないと食べられない。
いえ、主人には胃ろうがありますから、全く口から食べなくても栄養的に全く問題ありません。

でも訪問歯科の予約は2週間後。
それまでは待てない。



………。


困った時の神頼み、嚥下の神様が遣わして下さった守護天使、U先生に連絡しました。
歯科の件で相談するのはお門違いなのは承知の上です。
(経営的には関連してるんですけどね)

「分かりました。それはよくあることですよ。明日心当たりに連絡して早急に診てもらえるか聞いてみましょう」

あ、あ、ありがとうございます~~~。

どうしてU先生はいつもこんなに優しくて、こんなに対応が迅速なのだろう…。
こんな素晴らしい先生に巡りあえて本当に幸運です。


電話を切り、まだお腹が空いてる様子の主人に、とりあえず、昼間買っておいたチーズスフレを食べてもらいました。
これなら噛まなくても飲み込めますからね。買っておいてよかった。


さあ、一日も早く、一刻も早く歯を治してもらえると良いのですが、
一体どうなることでしょう。



私がもっと早く気づいていれば、今日中に治ったかもしれないのに。

流涎が激しくなり、『何かおかしい』と思った時に、すぐ行動していれば間に合ったかもしれないのに。


あの『小さな声』をちゃんと聞いていれば…。



いかんなぁ…。
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