何を怒ってるのかを、怒らずに伝える

高次脳機能障害という厄介な障害は、まだまだ一般に知られてないんだな~
と最近改めて認識する出来事がありまして、
まぁその出来事自体は全く不快ではなかったものの(気疲れはしましたが)

「うちの旦那、血圧高いのよね~また健康診断で引っかかっちゃって」
「あらー、うちもよ~」
というノリで
「うちの旦那、高次脳機能障害があってさ~また歯ブラシで髪とかそうとしたのよ~」
と言っても、全然共感してもらえないのはよっく分かりました。

案外、小さな子供を育てているお母さんと話が合ったりして
複雑な気持ちにさせられることもあります。


うちの主人の高次脳機能障害は、集中力を制御するシステムが壊れてしまい、
残った脆弱なバックアップシステムがほそぼそと働いているのが原因かなぁと思います。

まぁ2度の腫瘍の発生、浸潤、その治療のための化学療法、放射線治療と
脳に何度もダメージを与えてきましたから、やむをえません。

といっても、「しょうがないよねー」で済まないのが人間らしく生きること、
つまり日々の暮らしです。
毎日毎日歯ブラシで髪をとかしたり、口いっぱいに食物を詰め込んでそれをくしゃみで吐き散らかしたりされると
腹もたちます。


でも、ただ感情に任せて怒ってもなんにもなりません。

問題は主人その人ではなく、障害なのですから。

※障害は個性と捉えていらっしゃる方には不愉快な記述かもしれません、すいません。
 私にとって障害は障害、どんな言葉で言い換えたとしても、それ以上でもそれ以下でもないものです。


そこであれこれ知恵を絞って
『何を怒ってるのかを、怒らずに伝える』
のですが、これが難しい。


いろいろやった中で、これはやっぱり効くなというのは
褒める です。やっぱりね~~。
ただ闇雲に褒めるのではなく、良い行動をしたらその場で、具体的に褒めると良いそうです。

これに、良くない行動をした時に「今のは良くないよ」と諌める行為を組み合わせて
専門用語でいうと『報酬系の強化』をするわけです。

後、良くない行動をした時、適切に諌めた(わー難しい)後で
主人の人格を尊重する言葉をかけるようにしています。
肩や手の甲を優しくなでるなどのボディタッチも加えると良いと思います。

諌めるときに「どうしていつもそうなのよ!」とか「だからあなたは…」など人格を否定する言葉を使わないようにするのは言うまでもありません。
でも、ついつい言ってしまいます。
なので、言った後に謝ります。これだけは必ず謝ります。


歯ブラシで髪をとかすぐらいは別に害もないことなので、そんなに真剣に怒ったりしません。

今私が怒るのは、もっぱら口に食物を詰め込むこと。
これは誤嚥を誘発するので危険ですし、
今後外食の機会を増やし、できればデイサービスでもお昼ご飯が食べられるようになって欲しいと企む鬼嫁にとって
非常に困る問題行動だからです。

今はデイサービスCさんでお昼とおやつを食べていますが、ここは小規模でマンツーマンの食事介助が可能、
さらに看護師さんが常時2名いて、いざという時も安心だからです。

普通のデイサービスでは、一人につきっきりという訳にはいきません。

デイでお昼が食べられれば、楽しみがぐんと増えます。
いろんなイベント…日帰り旅行、お菓子作り、ドリンクバーなど…に参加させてあげたいんですよね。

なので、自分で食べるペースと一口の量をコントロールし、むせないようにしっかり噛み、嚥下できるように
なって欲しいのです。

むせが本人にとって、すごく辛く苦しいのはもちろんですし、
毎回口の中の食物をまき散らすような人と、楽しく食事はできません。

身をもって実証済み


何とかしたい!



難しい…。


はぁ…。


主人には『保続』という、直前の行動を繰り返す障害もあるので、余計難しいんですよね~。


うん。
がんばる。

京都旅行でおいしいご飯を楽しみたいから!
(旅行ってすごいモチベーションになりますね)
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