宿泊先に嚥下食のリクエストを入れました

この2週間、関東は雨が多くて洗濯物が常時こんもりたまっている状態です(涙)

冬の間は湿度が低いので部屋干ししても耐えられましたが、
これから温かくなってくると雨の日の部屋干しはやっぱり嫌です。

今日(土曜)も、月曜も雨の予報…日曜日まとめて洗うしかないですね。

主人は元気ですが、花冷えが続くと、鼻水が多くなり喉へ垂れて(後鼻漏)嚥下に影響してきます。
なんとなく喉に痰(鼻水)がへばりついて、
いつもなら問題なく嚥下できるようなもので激しくむせます。

うう…。



さて先日、旅行で宿泊予定のホテルへ主人の食事内容のリクエストを出しました。
内容はこれまでの旅行で出したものとほぼ同じなんですけど、
その時期によって嚥下の状態が違うので、細かいオーダーはその都度書きなおしてます。

嚥下食のリクエストは決して『客のわがまま』ではありません。
アレルギーや、宗教上のタブーと同じだと考えています。
正直に、率直に話せば、良いと思います。
バリアフリーに対応したホテルでも、食事に関しては
できること、できないことがありますからそこをはっきりさせるためにも。
その上で、どうすればいいかを考えていきます。


嚥下食の形態をわかりやすく伝えるために
『嚥下食ピラミッド』というのがあります。

主人はこのレベル0(ゼロ)からスタートして、今レベル4ぐらいだと思います。(レベル5は普通食)
※プロが評価したらレベル3かもしれませんが。

嚥下食ピラミッドの例
kiso06_02.gif
画像はこちらからお借りしました。
嚥下の各レベルにあう食形態を図式化したもので、調理の難しさとは関連はありません。

うちの弟も長年料理の仕事をしてきましたが、
嚥下に配慮した調理はプロの方にとっても随分勝手が違うようです。

特に嚥下食ピラミッドのレベルが上がって(図では下に下がっていきますが)いくにつれ、
食べられる食材・調理法が増えていくのでかえって悩ましいのですよね。
例えばじゃがいもでも、粉ふきいもは難しいけどポテトサラダはいけるとか、
鶏肉はひき肉にすると難しいけど、胸肉を薄くそぎ切りにすれば何とかなるとか、
リクエストが細かくなりすぎて、私も先方も負担が増えるのです。

最初はものすごーく長いテキストを送りつけてプロの調理師の方々を(恐らく)困らせていましたが、
今はどうしても避けて欲しい食材のリストと、調理のコツをお伝えするだけで、
あとはお任せしています。

このお任せって、最初はどうしたらいいのか悩むのですが、
私の経験からすると、主人の現在の状態、実際食べているものをお伝えして
こういう人でも安心しておいしく食べられるお料理を作って欲しいのです!という感じでボールを投げると、
案外、こちらが思いもよらない素敵なメニューを考えてくれるものです。
何しろプロなんですからね。

例えば、松本へ行った時はご主人の手打ちそばが名物だったのですが、
『麺は食べられないんです』と伝えておいたら
主人のためにそばがきを作ってくれました。
とってもやわらかくておいしくて、なによりその心遣いが嬉しかったです。

また箱根の時は、『焼き魚は難しいので…』と伝えたら、
焼いた太刀魚を食べやすく切った上にとろろとだしをかけて蒸した一皿を出してくれました。
そんな手の込んだお料理が出てくると思わなかったので、びっくり。
おいしいのはもちろん、こういう料理法もあるんだなぁとすごく感動しました。

また、昨年行った河口湖では
松茸ご飯が出ましたが、主人の分だけお米を半分ほどに砕いて(?)炊いてありました。
そんなことができるんですか!とこれまたびっくり。


もちろん、期待はずれに終わることもありますけど…ね。
それもまた旅の面白さです。
宿泊先で食べられるものがなくても、たいていコンビニが近くにありますし、
万一に備えて流動食のセットも持っていきますから、栄養は取れます。
(その代わり荷物が引っ越しか!と思うぐらい増えますが…)


で、今回出したリクエストです。

NG食材は、まず
固いもの…タコやイカなど
繊維の多いもの…ごぼう、れんこん、セロリなど
飲み込みにくいもの…のり、ちくわ、かまぼこ、米飯など
喉ごしが良すぎるもの…ところてん、麺類など
噛むと水気が出てくるもの…高野豆腐、スイカなど
刺激の強いもの…酢の物、辛いもの、炭酸飲料など

そして調理のコツ
『刻みではなく、一口大。汁物にはとろみをつける』
『柔らかく、薄く、なめらかに』
『甘みを活かす味つけで』

細かいところでは
『食事の品数』(家で食べる量の倍ぐらい出てくるので減らしてもらいます)
『皿は必ず縁のあるものを、料理と皿の色のコントラストをつける』
『見た目の美しさより、(箸まどで)取りやすい盛りつけを』
こんな感じです。

あとは、普段食べている食事の写真を添付して送ります。
内容と盛りつけの酷さはおいといて(笑)、食事の量、食器の形態、箸の使い方なども分かるように
できるだけ最近の、食べている最中の写真を送るようにしています。


宿泊先のwebサイトにはだいたい食事のメニューや写真が掲載されていますから、
それを見ながら
「アワビは食べられないので、代わりに白身魚の唐揚げはできますか」
「ステーキ肉ではなく、薄切りのお肉になりませんか」
「普通の握り寿司は食べきれないので、手まり寿司にしてもらえると食べられるんですが」
などとリクエストを入れるのも良いと思います。


最後に、もしお部屋食ができるならそうしてもらい、
無理ならレストランの隅っこの席で壁に向いて座らせてもらいます。
どうしても気が散ってしまうので…。
以前おしゃれなカフェに入ってみたらオープンキッチンに向いた席しかなくて、
食事どころじゃなかったです。
も~~~最悪でした(笑)


何にしても、食事は旅行の大きな楽しみの一つです。
おいしい食事は幸せなもの。自分で作らない食事ってなんて素敵!(あっ違うか)



さて、リクエストを出して3日後、
ホテルから『大丈夫です。ご来館お待ちしています』との連絡が来ました。
良かった!
どんなお料理を頂けるか、今から楽しみです♪
スポンサーサイト

Comment

コメント お気軽にどうぞ


管理者にだけ表示を許可する