うっかり八兵衛だけど、ただでは起きない…つもりです

事故が起こる時には、いくつかの要因がタイミング良く(いや悪く)重なってしまう事が多いものです。

今回もまさしく、それでした。

一つは私のうっかり八兵衛っぷり。これはいつものことですが…。
そして雨。
そして訪問STがたまたまお休みにあたっていたこと。

結果的に多くの人にすごいご迷惑をかけてしまいました…。


続きはこちらから







関東は朝からひんやりした雨でした。
いよいよ梅雨かしら。

今朝はデイサービスAさんの日で、10:30と一番お迎えが遅いんです。
なので9:00から40分、訪問STを入れてます。

で、たまたまこの日STはおやすみでした。

雨さえ降らなければ、主人はヘルパーさんと早めにうちを出て、
コンビニで買い物するか、公園を散歩するはずだったんです。
私もヘルパーさんもそのつもりでしたし、主人の方もちゃんと覚醒していましたし。

でも雨だったので、送迎時間ギリギリまで家にいることになりました。

STさんも来ないので、久しぶりに未完成の塗り絵を出してきて、
3人で(私もいないと主人が嫌がるのです)おしゃべりしながら楽しく塗り絵をしました。
ついつい時間のたつのも忘れて…。

そしてさあ行こうと玄関を出てすぐに気づきました。

エレベーターが止まってる。
あれ?
『工事中』のチラシが貼ってある。

エレベーターの工事、今日だったんだ!!!

緊急ではないのですが、部品を交換する結構大掛かりなものでした。

うっかり八兵衛が忘れないよう、管理会社さんはちゃんと集合ポストの横の掲示板と、
さらに各階エレベーター横に予定表を貼ってくれてたんです。
もちろん目は通してたのですが、
いつの間にか頭の中で木曜(明日)だと思い込んでしまってました。

実は工事は水曜(今日)だったんです。


階段で下に降りてみると、既にエレベーターは完全に停止していて、
工事の人が機械をバラし始めてました。


がーん。


うっかりもここまでくると殺意を抱きますね。
少なくとも私に対する殺意がヘルパーさんの脳裏によぎったのは、間違いないでしょう。


明日だったら(多分)大丈夫だったのに…。
ていうか今日だって雨じゃなかったら…。


なんて言い訳してる余裕はありません。
工事が終わる予定時刻は16時。
なんとしても主人を1階に降ろしてデイサービスに行ってもらわなくては。

ええ、やることは簡単なんです。
主人を階段で降ろすだけです。


5階から。

人力でね。



鬼嫁、真っ青。


3.11の東北大震災の日は、うちの地元でもエレベーターがなかなか復旧しない団地があり、
男性4人で車いすの利用者さんを7階まで上げた話を聞きました。


もし、これが本当の停電だとしたら、有無をいわさず人力でどうにかしなくてはいけないだろう。


幸い、帰りの時にはエレベーターは動いている(予定)。
うまく降ろす事さえできれば。


やってみるしかない。


というか、実際降ろせるかどうか実証実験してみる貴重なチャンスだと思ってやってみなくては。
どうやっても降ろせない場合は何か方法を考えないと。


デイサービスAさんはいつもドライバーさんと介護士さんの2名で送迎に来てくれます。
うちドライバーの方は男性です。介護士さんは男女どちらの可能性もあります。

「今、事務所に電話して、ヘルプに来れる人がいるか聞いてみます」
ヘルパーさんが事業所に連絡してくれ、幸い(というか運悪くというか)屈強な男性ともう一人女性が駆けつけてくれました。
事業所が徒歩3分のところにあって本当に助かりました。


そして送迎車が到着。

ドライバーの男性と、介護士の女性。
でもこの女性は鬼嫁と同じくらいの腕力はありそうです。

これで男性2名、女性4名。

よおし。

車いすのシートベルトをしっかり締め、後ろ向きで降ろします。

ドライバーさんが車いすの背面でハンドルを持ち、私と男性ヘルパーさんが両サイドで
頑丈なパイプを掴んで、階段を一段ずつ降ろします。

車いすをずっと持ち上げるのは無理なので、段差を滑らせるように移動。
全員が足を踏み外さないようゆっくりゆっくり降ります。

最初の数段は、これはやばい!と思いました。
重いんです。 ※約75kg
階段が急なんです。 ※普通に昇降している時は気づかない
そして狭いんです。 ※車いすの幅があるので、両脇に2名分の余白がない

でも1階降りてみたら、なんとかなりそう…かな??
全員の呼吸が合ってきました。
あと4階ぶんありますが(涙)


だいたい、途中で気づいたんですが、一度降りたら戻ることはできません。
降ろすだけでこれほど重いのなら、上げる自信は全くないです。

なんという見切り発車。


もう、無我夢中でした。


降りました。


主人は途中全く動じす、落ち着いた様子で車に乗り込み出かけて行きました。
度胸がいいのか、正しい状況判断ができてないのか、
我々6名を心底信頼してくれているのか???

真相は不明のままです。

そして鬼嫁のドジの後始末に付き合わされたヘルパーさん、デイサービスAさんのスタッフの方々には
「すいませんでした、本当に本当にありがとうございました」
と精一杯お詫びをしましたが、
「いえいえ、良かったですね。無事に降りられて」
「奥さんに手伝ってもらって、かえってすいませんでした」
うっ…。
誰も鬼嫁を責めないのが、余計に苦しかったです。


しかしこれではっきりしました。
私と主人だけで避難はできないということ。
少なくとも、今日のやり方(車椅子ごと)での避難は無理です。

最低でも男性4名いないと降ろせないですし、
逆に上げる方は…。
お願いするのも心苦しいわ…。

一応、車いすで階段を下りるためのポータブル昇降機はあるんですけど
何しろ高額でごついです…施設向きの商品でしょうね。

一般家庭で現実的な方法は、装具を使って主人を背負って降りる…だと思います。
車いすは別に持ち運びします。


もうちょっとよく調べてみなくちゃ。

それにしても、結果論だけど貴重な経験ができました。
こんな機会でもなければ、実際人力で降ろしてみることなどできませんから。


すでに身体のあちこちが痛むので、また筋膜クリッピング療法を受けてこないと(涙)
だから安静なんて無理なんだよ!!



追記
U先生に話したら、やはり車いすごとは無理があると言われました。
いくつかやり方を教えて頂きましたが、一度やってみないとねえ…。

そこで鬼嫁は閃きました。

せっかく消防署の横に住んでいるのに、何やってんだよ!

ああっ…。

ほんとに、ほんとにうっかり八兵衛だった…。


くうっ…。


もし機会があったら、続きます。
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Comment

  • 2015/06/07 (Sun) 10:36
    ルッコラ #- - URL

    お疲れ様でした。
    良い体験ができましたね(笑)
    車椅子だと支える人が万が一階段につまづいたら大変な惨事になりそうですね。
    それにしても体格の良い成人男性を介護するのは実際に大変です。自由に動けると暴れたら怖いので介護したくないといわれるし、
    動けなくなったら動かすのが大変だと言われるし。
    本人には罪はないので、なんだか可哀相ですが・・・。

  • 2015/06/10 (Wed) 21:52
    mikomona #- - URL
    ルッコラさんこんばんは。

    コメントありがとうございます。

    ……疲れました(笑)

    仰るとおり、どんなに愛があってもやる気があっても、体格差は越えられません。
    主人は徘徊や暴力などの行動はありませんが、動けなければ誰かが代わりに動かさなくてはいけないので
    結局介護者の心身をすり減らすんですよね。

    ただ今、腸の動きが悪いので朝晩私が代わりに動かしています(涙)
    すり減りますわ~~

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