たまには勉強しなくちゃ

『Lenalidomide in the treatment of relapsed primary central nervous system lymphoma (PCNSL).』

そういえば最近、PCNSLの治療のこと調べてないなぁと思って、ちょこちょこ検索してみたら
こういう記事がありました。
↑英語ですが

ほとんどチンプンカンプンなんですが(おい)
『PCNSL(中枢神経原発悪性リンパ腫)の再発治療に、レナリドミドを加えると効果があがる』
と書いてあるような気がします(すいません)

※レナリドミドは日本では多発性骨髄腫にのみ保険適用されています。PCNSLには認められていません。
 詳しくはこちらを参照してください。→くすりのしおり

別の情報ではレナリドミドとリツキシマブの併用が低悪性度非ホジキンリンパ腫で高い完全寛解率示す(これは日本語)
という記事もありました。これは中枢神経原発ではない低悪性度悪性リンパ腫の治療の記事ですが。

レナリドミド レナリドマイド とも表記される薬で、
『ドマイド』という単語で連想されるとおり『サリドマイド』という薬に近いものです。(言い方が難しいですが)

ウィキペディアでは『サリドマイドよりさらに効果を高め、副作用を少なくする目的で開発されたサリドマイド誘導体である』
と書かれています。

サリドマイドは強い催奇性が知られており、私はとっくに作られなくなった薬だと思っていたのですが
実は腫瘍に効果があるということで研究が続けられています。
(個人輸入で日本でも服用されている患者さんがいるそうです)
詳しい事は理解できてませんが、新しい毛細血管が作られるのを阻害することで、がん細胞が増殖するのを防ぐんだそうです。

もちろん、サリドマイドもレナリドミドも強い催奇性がありますから、妊婦さんや妊娠の可能性がある女性には禁忌のお薬です。


最初の英語の記事で紹介されている医師はフランスにいるらしく、
レナリドミドとリツキシマブの併用で低悪性度のPCNSLの治験をやっている…ように読めるんですが…。
間違っていたらごめんなさい。


PCNSL以外の、つまり頭以外の悪性リンパ腫や、同じ脳腫瘍でも神経膠腫は
世界中でさかんに研究が進められており、様々な新しい治療法が発表されてるようですが、
PCNSLの再発治療はいまだに標準化されていません。
つまり世界中で治療という名の治験をやっているのと同じです。
低悪性度の腫瘍というのは抗がん剤が効きにくいので、再発するとやっかいな病気なのです。

※日本の悪性リンパ腫の患者さんは中悪性度の『びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫』が多いそうで、
PCNSLに限れば、ほとんどがこの中悪性度のリンパ腫です。

※腫瘍の増殖スピードが速いと、悪性度が高いのですが、同時に増殖スピードが速いと抗がん剤が効きやすいのです。

む~~。


まぁ当分日本でこの薬を使ってPCNSLの治療は受けられそうにないですが、
(日本の薬の承認って10年単位ですからね~)
海外で行われている臨床試験で良い結果が出れば、再発治療の標準化が進むかもしれません。

というかぜひ進んで欲しいです。

PCNSLは、海外ではエイズの患者さんに発症しやすい病気として扱われており、
日本とはちょっと事情が違うので、なかなか興味を引く情報に出会わないのですが…。
また目についた薬があったら、ちょこちょこ書いてみようと思います。
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Comment

  • 2015/09/30 (Wed) 18:57
    hana #NMgcaBO6 - URL
    ご無沙汰しています

    無事6年目を迎えられ、おめでとうございます!

    うちの夫もこの9月で7年目を迎えることができました。

    最新の情報もありがとうございます。
    だんだん検索もサボり、情報に疎くなっていますが、たまには調べておかなければいけませんね。備えあれば憂なしですしね!

  • 2015/10/01 (Thu) 14:50
    # -
    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2015/10/05 (Mon) 04:44
    mikomona #- - URL
    hanaさん、コメントありがとうございます!

    こちらこそご無沙汰しています!

    hanaさんのご主人も7年…お互い、早いようで長い月日ですね。
    でもまだまだこれから!ぼちぼちと進んでいきましょう。

    最近のがん治療のスピードの速さとカオスなことといったら、もうとてもついていけません。
    がんワクチンの治験は残念ながら著名な効果がなかったようですし、
    脳腫瘍の適用ではないですが、重粒子線が先進医療から外れそうだし、
    もう何を信じればいいのか…って思います。

    PCNSLの再発治療に関しては、これなら…と思う治療法はまだないですね。
    一体どうなることやらです。

    うちの知り合いのご家族は小さな肝臓がんが見つかったのですが、
    手術を拒否し、何ヶ所もセカンドオピニオンを受けたあげく、昨今の『放置療法』にすがって家に閉じこもってしまったそうです。
    話してくれた知り合いも私も同じ意見でしたが、
    手術ができる状態なら手遅れではない、勇気を出して手術する意義は十分あるのに…。
    でも本人の身体ですから、周囲が何を言っても無駄なのかもしれません。
    難しいですね。

    かくいううちも、再々発した時はどうしたらいいか、まだ決めかねています。

    まぁ、それよりも毎日を楽しむことのほうが大事だとおも思ってます。

    今年は天候不順で、風邪や感染症がはやりそうです。
    hanaさんもご主人も、どうぞご自愛ください。

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