旅行直前の集中リハ ちらしずしに挑戦

リハビリはなんでもそうですが、最初が一番地味で苦しいと思います。

主人も3週間意識が戻らず寝たきりになってた間に、太腿が両手でつかめるぐらい細くなりました。
そこから杖をついて数m歩けるようになるまで、2ヶ月以上かかったと思います。

その2ヶ月の大部分は、地味で苦しい反復運動の繰り返しでした。
動かない足を動かすのですから、さぞ辛かったでしょう。
私にはそばで応援することしかできませんでした。

あの時、たまたま同時期に入院して一緒にリハビリを頑張ったAさんとは、今もつらい時嬉しい時、何かと連絡しあって励まし合う『戦友』です。



さて、摂食リハビリも、実際に食べ始めるまでが非常に地味で苦しいものです。

どういう嚥下障害かにもよりますが、例えば顔から首~肩の筋肉のマッサージ、
アイスマッサージ(凍らせためん棒で喉を刺激する)、咳嗽訓練(咳払いをする)、空嚥下訓練(ごっくんをする)などなど

全然おいしくないリハビリばっかりです。

しかも主人の場合は、病気の症状と抗がん剤の副作用、高次脳機能障害のおかげで意識レベルがすごく低く
全然リハビリが進みませんでした。


最初の頃は、咳嗽も空嚥下もできなかったんです。
というか、そもそも意味を理解してもらえませんでした。

『二人は若い』にのせていってみましょう
♪あなたと 呼べば あなた と答える
♪山の こだまの 嬉しさ よ


♪「ごっくんして」 と呼べば
♪「ごっくん」 と答える
♪高次脳機能障害の 哀しさよ

という感じで、長いこと
「ごっくんしてみて」と声掛けしても、
『「ごっくん」と言ってみて』の意味だと思われて
「おっくん」と答えが返ってくるのがせいぜいだったんです。

今思い出しても虚しい…。

主人が咳嗽、空嚥下をこちらの声掛けに応じてできるようになったのは
退院して1年ぐらいたった頃だと思います。


そして今。

何と豪華なリハビリ内容でしょう!
本日の訓練内容『ちらしずし』に挑戦です。


ででーーん! 蟹!海老!いくら!
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デパ地下歩いてたら目に飛び込んできて、思わず買っちゃいました。
予算の都合上、主人の分しかないですけど。

こないだ煮穴子の切り落としが乗ったお寿司(30%割引をゲット)は問題なく食べられたので、
ほぐした蟹の身と酢飯はどうだろうと思ったんです。

これが食べられれば、お寿司屋さんに入ることができそうです。
(ただし具はタコ・イカなどはNGですけどね)

ではいってみよう!
いっただきま~す♪


………。


あれ…。
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お父さん、ご飯…。
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具だけ全部食べちゃった…。


………。


うーむ。


ビミョー。


いくらを一粒ずつ取って食べた集中力は素晴らしかったですけど。



結局、残った酢飯は鬼嫁が食べましたとさ。
主人はデザートにおいしい芋ようかんを平らげて満足気な表情でした…。

残念ながら、このリハビリは元手がかかるので当分リベンジできません(笑)

うーん、あなご寿司はちゃんと食べられたんですが。
色のコントラストの問題かなぁ…ブツブツ…。


あっ!それよりも嬉しいことが♪
DSCN220101.jpg
写真左隅にひっそり並んだブロッコリー、
昨年までは蕾のつぶつぶが難しくて、よくむせていたんですが、
今年はかなり上手に飲み込めるようになりました!
(ま、ちょっとむせますけど)

これから寒くなると緑の野菜がおいしいですから、たくさん食べたいですもんね。
がんばろうね!
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