車いすで京都旅行 #2 食事の交渉

今回京都でお世話になるホテルで一番問題になったのは食事でした。

問題といっても、そんな大げさなことじゃないんですけどね。

いつものように、主人が食べられない食材や調理法、盛り付けをずらずら書いて旅行会社さんに送ると
前述しましたが「えっ、胃ろうなんですか!」という驚きと共に
「うーん…」と困惑され
「実は…」と切りだされたのが

『うちの主人のようなビミョーな嚥下障害の人間に対応できる厨房の体制は残念ながら整っていない』とのこと。

それは、ある程度はしょうがないことです。

ちょっと『京会席料理』でググってみましょう。

※イメージ画像です
京懐石01

京懐石02

京懐石03

「わ~~、美しい!おいしそう!さすが京料理ね!」

と皆さん思われるでしょう。

でも、高次脳機能障害&嚥下障害の主人にとっては食べにくいのです。
芸術的な美しい盛り付けが食べやすいとは限りません。

例えばもみじの葉っぱ。松葉にさした銀杏。食べられないものが盛りつけてあっても気づかず食べてしまうでしょう。

主人は箸やフォークで食物を一口大の大きさに整えたり、きれいにすくったりできません。
そこで事前に私が一口大に切ってあげるのですが、
切った後の食事は、どんなに気をつけて切っても、当然ですがグチャグチャになります。
全然おいしそうに見えません。

「さあどうぞ、おいしそうね」
と言って勧めるのですが、はっきり言って惨めです。


私の理想は、二人で同じものを食べられる(もしくは食べたような気になれる)料理。
私がいちいち食材をグッチャグチャにしなくても、温かいうちにすぐ箸でとって食べられて
見た目も美しくて、嚥下に優しくて、おいしい料理です。


あっ、そんな顔で逃げないでください!あくまで理想なんですから。



で、旅行会社さんも知恵を出してくれて、妥協点を探った結果

主人の夕食2日分と2日目の昼食は
『.湯豆腐 お刺身(まぐろがメイン) .茶碗蒸し』
となりました。

え?それだけ?
これはどこへいっちゃったの?

※イメージ画像ですから。
京懐石01



『.湯豆腐 お刺身(まぐろがメイン) .茶碗蒸し』
これだけです。
これが限界と言われてしまっては仕方ありません。


◎無理だと言われたらゴリ押しせず


◎代替案を考え

ればいいのです。

だいたい、旅館のコース料理は量が多いのです。
伊東温泉では、主人は食事の途中でギブアップ、私が普段の250%ぐらい食べましたが食べきれませんでした。

まぁ、あそこまでのボリュームではないとしても、いつもの食事量よりは多いと思われます。
だとしたらですよ。

私は旅行会社さんにお願いしました。

「分かりました。では主人の料理はそのようにしてください。
私の料理の中から、食べられそうなものを分けて食べることにします」
「そのかわり、観光の途中でおいしいおやつを食べられるお店に寄ってください。
 パン屋さんやお菓子屋さん、コロッケでも、フルーツでもいいんです」


京都は言わずと知れた、有名無名の和菓子屋さんがたくさんある街ですし、
またパン屋さんの激戦区だそうで、私もおいしいパンを『はしご買い』したかったんですよね♪

鬼嫁はぬかりなく
「はやりのオサレなパン屋さんより、昔ながらの味のあるパン屋さんがいいですよね~~」
なんてリクエストしておきましたよ(笑)

湯豆腐、お刺身、茶碗蒸し、どれもヘルシーでタンパク質もしっかり摂れる料理です。
だったら炭水化物はおやつで食べれば良いんです。


解決!


ちょっと野菜が足りないかもしれませんが、そのへんは家に戻って補いましょう。

ね。


もちろん旅行会社さんは「おやつの件はお任せください」と喜んで言ってくれました。
京都の町を良くご存知の方ですから、どんなお店に連れていって頂けるのか、今から楽しみです。
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