うちの『胃ろう』生活のこと #1

主人は2011年4月に胃瘻造設術を受けました。

半年ごとに胃ろうカテーテルを交換しています。

1日合計500mlぐらいの水分と薬、デイサービスで週3回の昼のみ経管栄養をしてもらってます。
それ以外は全て口から飲食しています。

『一生口から食べることは諦めて下さい』
『胃ろうにしても肺炎で亡くなる可能性はなくならない』
と言われ、ものすごく悩みながら…。
家に戻るためにはそれ以外の選択肢がなかったので胃ろうを造りました。

全く口から飲食できない人と一緒に生活するのは思った以上に辛く、悲しく、そして緊張を強いられる毎日でした。
肺炎になったらどうしよう、褥瘡ができたらどうしよう、腫瘍が再々発したらどうしよう。

『胃ろうは管理が楽』と言われて退院してきたのに、全然楽じゃなかったです。とほほ。

なんて書いちゃうと、これから胃ろうを造られる予定の方を驚かせてしまうかもしれませんね。
すいません。

決して楽ではありませんが、
うちは胃ろうを選択したことは間違いではなかったと思っています。


現在胃ろうのご家族を介護されている方や、お医者さんから「そろそろ胃ろうを…」を言われた方に、
また胃ろうにたいしてネガティブなイメージをもっておられる方、
自分は胃ろうなんて造らないから関係ないと思っておられる方にも…。
ま、少しでも参考になればと、以前から胃ろうについて、私なりにまとめを作ろうと思っていました。


うまくまとまるかどうか分かりませんが、ぼちぼち書いていきたいと思います。


で、最初から『楽じゃない』なんて書いちゃいましたが
それでも胃ろうには、経鼻カテーテルや点滴より優れた点がたくさんあります。
他に選択肢がなかったとはいえ、うちは胃ろうにして正解だったと思ってます。


経管栄養というのは、管(カテーテル)を身体に入れて主に水分・薬・流動食を注入することをいいます。

胃ろうの『ろう』は『瘻』 と書き、胃ろうカテーテルを通すためにお腹に開けた穴を『胃ろう孔』と呼びます。
瘻孔とは『体内と体外との間、または管腔臓器間に生じる管状の欠損のこと』(引用:Wikipedia)だそうです。


種類は主に
◎.経鼻カテーテル
身体に穴を開けず、鼻の穴からカテーテルを通します。
脳梗塞の急性期など、回復が見込めるけれども一時的に食事が取れない患者さんに行われます。
脳外科病棟でもっともよく見られる経管栄養です。

◎胃ろう 
嚥下(えんげ)障害が重篤で、長期にわたり経口摂取が難しい患者さんには
経鼻カテーテルから胃ろうへ移行する方が多いと思います。
胃に穴を開けて直接食物を注入します。
だいたいおへその右上のあたりに胃瘻カテーテル(長さは5cmほどです)を留置します。
カテーテルのふたが、ボタンのようになってるるタイプと、20cmぐらいのチューブがついてるタイプがあります。
最近は見た目がすっきりのボタンタイプが主流と聞いています。
交換は外来でできます。

過去に胃の全摘手術を受けた方などには胃ろうが造れません。

◎腸ろう
胃ろうが造れない患者さんなどに腸ろうを造設し、経管栄養をおこないます。
鼻から通すタイプ、胃に穴を開けてカテーテルを小腸まで通すタイプ、腸に直接穴を開けるタイプがあります。
胃ろうく比べて注入時間がかかりますし、カテーテル交換には入院が必要と聞いています。

◎喉頭ろう・食道ろう
胃ろうが作れない患者さんに行われます。
のどに穴を開けて胃にカテーテルを通します。

また血管から輸液を行うものは
◎末梢からの点滴
◎中心静脈からの点滴(中心静脈:CVと呼びます)
があります。
ちなみに水分の注入だけなら皮下点滴という手段もあります。
血管ではなく、皮膚とお肉の間(?)に水分を入れていきます。
在宅介護でよく行われるそうです。(うちも一度受けました)
水分を入れた部分がちょっと膨らんで、徐々に吸収されていきます。

経管栄養で注入されるものは、人工濃厚流動食、いわゆる流動食と呼ばれる液体です。

各メーカーからいろんな種類の流動食が発売されていて、
味がついてるものは普通に口から飲めます。
ですが一般的に人工的な甘ったるい香り・味が多く、甘いものが苦手な患者さんには苦痛だそうです。

また流動食には保険適用と適用外のものがあります。
保険適用の流動食は『エンシュア』と『ラコール』がよく処方されていると思います。
またちょっと特殊なものに『ツインライン』『エレンタール』『アミノレバン』などがあります。

適用外の流動食には例えば糖尿病の患者さん用に糖質を抑えたものがありますが、
これで全ての栄養を摂るとエンゲル係数がものすごいことになるので、
経管栄養の方は保険適用の流動食を選択する場合が多いでしょう。


在宅介護では、市販の流動食ではなく普通の食事をミキサーにかけて注入しているご家族もいます。
消化能力に問題がなければ、コーヒー、アルコールなどの嗜好品も注入できます。



とりあえず、今回はここまでとさせていただきます。
また頑張って書いていきたいと思います。
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