うちの『胃ろう』生活のこと #2 胃ろうのメリット・デメリット

最初に

経管栄養(主に胃ろう)の是非に関しては、生命倫理や医療費増大の観点から様々言われていますが、
胃ろうを造る、造らないはご本人、またはご家族が決めるだと
私は思っていますので、ここで問題提起をするつもりはありません。(というか無理でございます)

また、これから書いていくことは、あくまで『うちはこうです』というお話です。
他のご家庭の事情は一切書くつもりもありません。

胃ろうについてのご質問は、どなたからでも、どんなことでも大歓迎ですが、
『お前それは間違ってるだろ』などの追求や、『医療費を無駄遣いしてどういうつもりだ』などの弁明を求められても、
医師の診断と助言に基づき、必要な医療を受けているだけです。
としかお答えできません。

また、私の文章で気持ちを傷つけられたと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
私が他人を攻撃する意図でブログを書いてない事は、どうかご理解頂きたいと思います。
そしてもし不適切な表現だと感じられたら、遠慮無くご指摘くださいね。

最後に、私は医療介護の資格は一切もっておりません。専門知識もありません。
主人に対する在宅での医療行為は、往診医の指導のもとで行っています。




昨今マスコミでの『胃ろう』扱いは、否定的なものばかりです。

確かに 本人の意志を確認できない状態で胃ろうが造られ、
回復の可能性が十分検討されないまま、経管栄養が続けられる状態には疑問を感じます。

ですが、適切なリハビリによって経口摂取ができるまで回復する可能性が見込まれ、
本人に生きる意欲があり、家族や施設のサポートが十分に得られる、そんな理想的な症例は稀だと思います。

多くの場合は『他に選択肢がない』状況に追い込まれて、
心の準備も知識も不十分なまま、胃ろう造設を決断するのではないでしょうか。
(あ、これは私のことですね)


胃ろう自体は善でも悪でもありません。と、私は思います。

歯がなくなったら入れ歯をいれる。
片足を失ったら義足をつける。
心臓がうまく動かなくなったらペースメーカーを入れる。
臓器が働くなったら臓器移植をする。
口から食べられなくなったら点滴をする。
または胃ろうを造る。

一日でも長く生きたいと思うのが生命の本質です。
そのための医療であり、介護であり、その一部に経管栄養という選択肢があるだけです。



私が考える胃ろうのメリット

☆☆☆☆☆
・比較的安全に、確実に栄養、水分、薬を注入できる
・嚥下機能が回復すれば抜去できる
・経口摂取と併用が可能
・注入するだけでなく胃に入ってるものを出すこともできる(チューブを通るものだけですが)

☆☆☆☆
・経鼻カテーテルのようにチューブを留置しないので身体に負担が少ない
・衛生管理がそれほど厳しくないので、器具の再使用ができる(経済負担が軽減)※原則は器具は使い捨てですよ
・入浴、歩行、食事、運動など日常生活に制限があまりない

☆☆☆
・造る時は入院手術が必要だが、その後のメンテナンスは外来でできる 在宅医療でも対応可


デメリット
★★★★★
・胃ろうを造ると消化器の検査や手術が受けられない場合がある(例えば大腸の内視鏡検査など)
・注入に時間がかかりすぎる(一回2時間程度 3食注入すると一日6時間)
・下痢や便秘など、また嘔吐などの副作用がある
・本人・家族ともQOL(生活の質)に影響が出る
・長期間口から食べないことで、咀嚼・嚥下に必要な筋力や感覚が低下してしまう。

★★★★
・注入する流動食によって栄養素の過不足が生じることがある 肥満・脂肪肝になる人もいる←なりました
・胃ろう孔にただれや肉芽などトラブルが生じることがある
・とにかくイメージが悪い。
 そういえば自民党の石原伸晃さんからは『エイリアン』呼ばわりされましたねぇ。
 ※私も初めて経管栄養の様子を見た時は衝撃を受けました。ですから石原さんを一方的に責めるつもりはありません。



総論
胃ろうは確かに主人のQOLを下げましたが、
同時に生命の危険からがっちり守ってくれる頼もしい存在です。


私にとって胃ろうは善でも悪でもありません。
上手に使うことだけ考えて、今後も付き合っていくつもりですし、
もし不要になったら(全て口から摂れるようになれば)抜いてしまえば良いだけのことです。


うーん、なかなかうまくまとめられないですね。いつも以上にヘタな文章で申し訳ありません。


胃ろうに関するご質問があれば、(ご希望に添えるか分かりませんが)できるだけお答えしようと思います。
お気軽にどうぞ!
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