人の心には燃える炎がある

2月15日(現地時間)に行われた第58回グラミー賞授賞式で、個人的にイチ推しのケンドリック・ラマーが5部門を受賞しました。
(うち1つ最優秀ミュージックビデオ部門はテイラー・スウィフトの『Bad Blood』で共に受賞)

11部門ノミネートで、主要部門といわれるところは逃しましたが、
まぁテイラー・スウィフト、エド・シーラン、ブルーノ・マーズとそうそうたる顔ぶれが受賞でしたからね~。
仕方ないかと。
何より、授賞式でのパフォーマンスが素晴らしすぎて、受賞がどうのこうのは吹き飛んでしまいました。


ケンドリック・ラマーの作品は人種差別を臆することなくまっすぐに捉えています。
でも、それは被害者の立場から差別する側の非を訴えるだけではなく、
『人種差別は目に見えないが人間の心のなかにある、それは誰の心のなかにもある』
と言ってるように聞こえるのです。

私には人種差別はなかなか理解できないものですが、
『人種差別』 を 『障害者差別』に置き換えるとすとん、と腑に落ちるのかもしれません。

『障害者差別は目に見えないが人間の心のなかにある、それは誰の心のなかにもある』


私には人種差別同様、アメリカの社会の複雑さも理解できないですし、
彼の怒涛のごとくまくし立てるラップが何を言ってるのかも聞き取れないです。

でも、何か感じるものがあるんです。
一言も理解できなくても、何かを感じる。

重く、暗く、怒りに満ちているけど、人間として生きる強さ、希望を失わずに前へ進む勇気を。



肝心のパフォーマンスの動画をここに貼っても著作権の関係で元のファイルが削除されると思うので
雰囲気だけでもご紹介しておきます。

舞台は刑務所から始まります。
囚人服姿で手錠と鎖に繋がれたケンドリックの『The Blacker the_Berry』のパフォーマンスからスタート。


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やがて舞台は燃え盛る炎の前で踊るアフリカ人たちの中へ。
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火事になるんじゃね?と心配になるほど豪快に燃える炎と、素晴らしいダンスに圧倒されます。
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元のCDの曲を聞いてる時には、ベースにアフリカのリズムが入ってるなんて全く気づきませんでしたが
こうやってみると、なるほど非常にしっくりきます。
ラップもすごいけど、楽曲のレベルも高いです。


そしてアフリカからアメリカへ移り、一人暗い舞台に立つケンドリック。
ラスト圧巻の、パフォーマンスです。
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よく見ると左目に殴られた跡のメーキャップをしてます。
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授賞式で行われた他のパフォーマンスも大変素晴らしいものでしたが、
私にはやっぱり彼の舞台が一番『心に残る』ものですね。
なんでだろう?

いや、ほんと、私には黒人の知り合いは一人もいないし、アメリカ本土へ行ったこともない。
うーむ。


これは消されないと思うのではっておきます。ケンドリック・ラマーは歌ってません。
かれの故郷、カリフォルニア州コンプトンという黒人が多く住む街で撮影されてます。



音楽ってすごいんだなぁ、と改めて気づかされましたね。
『We gon’ be alright』(俺達は大丈夫だ)
うん。
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