いまさらはやぶさ

またもや『波よ聞いてくれ』をパクってしまいました(佐村先生ごめんなさい)
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気持ちが『底つき』したみたいで、だいぶ楽になりました。
会社を休んで半日寝たのもかなり効果があり、やっぱり睡眠不足はいかんなと実感してます。

そして、こんなちっぽけなブログにわざわざご訪問して下さった皆様にはとても励まされました。
本当にありがとうございます。

おかげさまで!
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いや、こんなに見た目も気持ちも颯爽&美しくはないですね。失礼しました。


本当ならミナレさんのようにお酒飲んで、ぱ~っと発散できれば良かったんですが、
私が一番元気を頂いたのはこの本
小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC [Kindle版]
です。
はやぶさといえば2016年現在は新幹線の方が有名でしょうか。
探査機のはやぶさが日本で有名になったのは2010年。
今さらですよね~~。

はやぶさが日本に帰還した2010年6月は、主人のPCNSL(中枢神経原発悪性リンパ腫)再発の兆しがMRIで分かった頃で、
別の大学病院にセカンドオピニオンに行きました。
その2ヶ月後からてんかんの重積発作、再発確定、再び脳外科に入院、
ようやく治療が終わってリハビリ入院が始まったと思ったら東日本大震災…。
はやぶさどころじゃなかったのです。
ニュースで報道されたり、映画が公開されたりしてたのは知ってたんですが、
その時の記憶を思い出してみると
「ふーん」でした。



でも、改めて読んでみると本当にすごいミッションを成功させたんだなぁと…。

人類が行ったことのない未知の領域に探査機を送り、小さな小惑星に近づいて物質を採取して
また地球へ戻って来させ、物質を回収しようなんて、
私にとっては、『そんなの無理だろ』としか考えられません。

しかも、次から次へとトラブルが発生し、動力を失い、通信手段を失い、一時は広大な宇宙空間で行方不明になってしまいます。
でもそれを発見し、残された手段を総動員して再び地球へと導き、
小惑星の物質の回収という、困難な目的を成し遂げてしまうなんて…。


一見、はやぶさミッションとうちの在宅介護とは全く関係がないように思いますが、
想定外の問題が起きるたびに、どうしたら解決できるのか全く手探りの状況で、
もうダメかもしれない、それでも諦めずに立ち向かう姿勢には勇気をもらいましたし、
イオンエンジンという聞き慣れないエンジンを開発された國中均さんという方の
「やっぱり努力でしょうね、努力です。とても『おもしろかった』ので、みんな一生懸命努力したんです」
という言葉には、「そうそう、そうですよ!」と思わず声を上げてしまいました。

主人の在宅介護も手探りの状況でしたが、結果は分からないけどあれこれ試行錯誤することが面白いという一面は
確かにあるんです。
どうせ元には戻らない、後は死ぬだけの人間に何をやっても無駄だと言う人もいます。
確かに病気になる前の体には戻らない。
でも、だからといって何もしない、ほうっておくことが本当に良いこと、倫理的に正しいことなんでしょうか。

最後の最後まで諦めない。
在宅介護の全てを『おもしろい』と感じることはできませんが、
それでも非常に参考になる考え方だと思いました。


著者の山根一眞さんの文章は『メタルカラーの時代』をちょこちょこ読んでた時も
分かりやすくて、楽しくて良いなあと思っていたんですが、
このはやぶさでも、素人にはちんぷんかんぷんな話を、比喩を上手に使って分かりやすく書いてくださってます。
何より本当に科学が好きで、科学に携わる方々への興味、敬意がよく伝わってきて
難しいけどとても楽しい読書でした。


ちなみに現在、はやぶさの後継機、はやぶさ2という探査機が、小惑星(今度はリュウグウという名前)に接近し、物質を持ち帰るミッションが順調に進んでいます。リュウグウには有機物が存在する可能性が高いそうです。
はやぶさ2は東京オリンピック開催の年、2020年に地球に戻ってくるそうですよ。
ぜひ先輩のような絶体絶命のピンチに陥ることなく、元気に戻ってきて欲しいですね。
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