ぬかっぴーの冒険 その16 個室にお引越し

今年は猛暑、さらに関東は少雨の可能性もあるそうで、うちは今から戦々恐々としています。
車椅子生活者にとって、夏の猛暑は本当にきつい…。


もちろん、ぬかっぴーも暑さは苦手だそうです。
ぬか床の適温は20~25℃で、昔は床下の室(むろ と、うちでは呼んでました)で管理していました。
この間『東京たてもの園』に行った時に実感しましたが、昔の家は本当に涼しいつくりになっていて
ぬか床が住むのにぴったり(現代人が住むのには寒すぎるかも)な環境です。

でも現代の気密性の高い住宅では、そんな理想的な場所はなかなか見つかりません。
ネットなどでも、夏はぬか床を冷蔵庫で管理する方法が勧められてます。
私が買ったぬか床用の容器『ぬか漬け美人』も、冷蔵庫での使用を考えて作られているそうです。
低温では菌たちの動きも弱まり、野菜が漬かるのに時間がかかりますが
菌が死ぬ訳ではないらしい…。

うちも南と西に窓があり、屋根からの熱もがんがん伝わってきて夏は非常に暑い。
特にぬかっぴーがいる物置部屋は、西日が入るので夜になってもずっと暑いままなんです。

しかしここで大問題。
うちの冷蔵庫の野菜室にはぬかっぴーを置く十分な場所がないのです。
パンを焼く時に、冷蔵発酵するためのスペースは確保しないといけないし、
酒粕の在庫が入ってるし、
これからはスイカやメロンなど夏の果物を冷やすスペースも必要だし…。



うーむ。


どうしよう…。


こうしよう!



ぬかっぴーの個室を用意しました。
じゃじゃーん。
DSCN329001.jpg


ぬかっぴーが余裕で入る大きさのクーラーボックスです(ちょっと大きすぎた)
DSCN329002.jpg
すいません、みっともない足が見えてます…一年中素足にスリッパな『足だけ裸族』なのです。

この大きさなら、もう一つぬかっぴーが入るなぁ…。作っちゃおうかな…。


真夏の冷房なしの部屋の室温より10~15℃ぐらい低ければいい訳ですから
小さな保冷剤を入れて、かき混ぜる時や野菜を出し入れする時に一緒に取り替えています。
DSCN329003.jpg
室温26℃、保冷剤は溶けきった状態。
クーラーボックス内は21~22℃です。今のところぬかっぴーの好きな温度を保っているようです。
(まだ西日がきつくないし、朝晩涼しいのであまり参考にならないかな)

真夏になったら、物置部屋から居間へお引越しさせる予定ですが、
これなら匂いがもれにくいし、虫が忍び込む心配も減ります。


ところで、肝心のぬかっぴー自身の状態はといえば、毎日表面に白い産膜酵母の膜が薄く張るようになりました。
(あの『つーん』なやつですよ)
産膜酵母は目立つくせに(目立つから?)ひ弱なやつで、乳酸菌が他の雑菌を追い払った後で
やっと増えてくるのだそうです。

この酵母は酸素が大好きで、酸素があるところでは呼吸しながらどんどん増えます。
そして面白いのは酸素がないところでは、糖を取り込んでアルコールと炭酸ガスを作るんです。
これがいわゆる発酵です。
ぬか床以外にもパンやビール、ワイン、日本酒、酢、醤油、味噌など発酵食品は全てこの酵母の働きを活用しています。

なので、産膜酵母を発酵させて旨味を増やすために空気のない、ぬか床の底の方へ送ってやる必要があるのですね。

せっせと混ぜ込んでいると、酸っぱいだけだったぬか漬けの風味がどんどん変わっていくのが分かります。
これが産膜酵母が生み出す『旨味成分』なのかしら?
それとも舌が酸味に慣れただけ(笑)?

まぁおいしいからなんでも良いか(そればっかり)
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