失語症の主人との会話

病気になる前の主人は、人前では大変なおしゃべりでした。
特にお酒が入ると、笑ったり怒ったり説教したり(笑)ず~っと喋ってましたっけ。

ところがPCNSL(中枢神経原発悪性リンパ腫)の後遺症で重度の失語症になってからは
自発語は、ほとんどが「おーい、おーい」で
他には「はやく」「ばっか(バカ)」「しらんよ」「はいはい」ぐらいです。

復唱はもう少し複雑な言葉が可能です。
といっても「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」などの単語がほとんど、
ST(言語聴覚士)さんと週一で行っている言語リハビリでは
自分の名前や地名なども復唱できてます。

そんな主人と今朝、久しぶりに会話ができました。


鬼嫁「おはようございます!」
主人「おはよう」
鬼嫁「よく眠れました?」
主人「ん…まあね」

おおおおお~~~~。


多分、朝食の準備をしている音や匂いを感じながら気持よくうとうとしているところへ
私が勢いよく声をかけたので、考える暇もなく言葉が出たんだと思います。

高次脳機能障害の特徴の一つに
『意識するとできない』
というのがあります。

主人はまさにそれなんですね。

それにしても、錦織圭選手並みのナイスなリターンだったな…(うそうそ)


失語症って、言葉を忘れたのではなく、言葉の想起と発語機能が噛み合ってないだけなんだな~。
主人の頭のなかでは、きっとたくさんの言葉が出口を求めてさまよってるんだな~~。
そんな事を考えた朝でした。
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