(自分は)初めての入院生活 その4 入院初日に初めての生検

「11時までに入退院受付に来てください」
と事前に言われて、病院にたどり着いたのは10:45。
相変わらずのドタバタぶりです。

大きなボストンバッグとトートバッグ、ショルダーバッグを抱えて、
杖をつきながらヨタヨタ歩く姿は、さぞ情けなかったと思います…。

入院の手続きはだいたいどこも同じですから割愛します。

「そのお荷物では歩くのも大変ですよね。病棟から迎えを呼びますね」
ありがたいことに、受付の方がヘルパーさんを呼んでくれて、荷物を持ってくれました。

『ヘルパー』さんといっても、多分『介護看護助手』という職種の方だと思います。
入院中はお掃除やシーツの交換などで毎日顔を合わせ、何気ない会話で励ましてくれました。
退院の挨拶をしたら「またおいでね」なんて言われちゃいました(笑)

この大学病院(K大学病院としておきます)は、まぁどこもそうですけど広くて
建物が入り組んでいて、病棟へたどり着くのにけっこう歩きます。
しかも、皮膚科の病棟は正面の入り口からは一番遠い建物なんです。ひえ~~。

エレベーターを降りると、病棟へ入る前にインターフォンを押してドアを開けてもらいます。
中はまるでホテルのような、きれいで落ち着いた内装で、病院っぽさを感じません。

病室は4人部屋で、窓側でしたが追加料金は一切かかりません。
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至って普通の病室ですが、病棟が新しいのですごく清潔感があります。広さも十分。

ロッカーは病室の入り口手前の洗面所の横にあり、その向かい側にトイレもあって非常に楽でした。

窓は大きく、思い切り南西向きなんで、外気温とは関係なく晴れの日は暑かったです。

コンセントの右側にLANケーブルを挿すことができます。ただし、病室でPCを使うのには許可書がいるそうです。
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後で知ったのですが、皮膚科の疾患は日光に当たったり、室温が高いと悪化するものが多いそうで、
北向きの病棟でも良かったんじゃ…と思うほど、本当に日当たりの良い病室でした。

荷物をほどいてすぐに看護師さんが来てご挨拶。病棟内の設備の使い方について説明を受けます。
「今日これから生検というのは聞いてますか?」
「いいえ、なにも」
「そうですか、ではもうすぐお昼が来るので済ませたら、さっそく処置室に行きましょう」
「あ、あの、先にサンダル買ってきても良いですか?」
「はい、大丈夫ですよ。車いす使われます?」
「いえ、杖で大丈夫です」

来る途中で買っておくんだったと後悔しながら、杖をついてヨタヨタ売店まで歩き、
ミネラルウォーターと靴を買ってまたヨタヨタと戻っていきました。
疲れた…。

部屋に入るとお昼ご飯がテーブルに載っていて、生検の時間まで30分もありません。
それ急げ!
メニューはきつねうどんです。
温かい麺とつゆと具が別の器に入っていて、自分で合わせて食べます。
ここの入院食は、決してごちそうではありませんが、いろんな工夫がしてあって十分においしかったです。

とはいえ、この後切られるのかと思うと、あんまり味わってる余裕はなかったですが。

「では行きましょう。今日から車いすを使うように指示が出てますのでこちらに座ってください」
何と自分が車いすに乗る羽目になるとは!!(歩くのは辛いから助かるけど)
「あ、いえ、私が押しますから大丈夫ですよ」
「ありがとうございます,よろしくお願いします…」
車いすに乗って人に押してもらうのは初めての経験でした。
すいすい動くので楽でもあり、でもやっぱり変な感覚。
早く自分で漕いで動けるようになろう!

生検とは、つまり組織をちょっと取って病理に回し、何が起きているのか、何の病気なのかを調べる検査です。
処置室で主治医の先生たち(4名の医師がチームで担当します)が来て改めてご挨拶。

まず足の写真を撮り、炎症があちこちあるので、どこから取るか検討している時に、
私はきょろきょろ部屋を眺めていると、CDラジカセと大量のCDを発見しました。
「音楽を流すこともあるんですか?」
「ええ、不安になる患者さんもいるのでね。何かかけますか?」
「そういえばオペ室って音楽かけてるんですよね」
「はい、かかってますね」
「じゃあ、何かかけて頂いても良いですか?」
と言うわけで、別に不安も緊張もないのですがクラシック音楽をかけてもらって…。
「では横になってください。まず麻酔をかけますね」
腰から下に、一部だけ穴があいてるシートをかぶせ(手術の時によくかぶせるやつ)
丁寧に消毒します。
「キシロカインという麻酔薬です」
「ああ…あ、いや何でもないです」
それ、主人の排泄ケアの時にお尻に塗るやつと同じですね!なんてこの場で言う言葉じゃない!!

「麻酔の時だけ痛いですよ」
全部で4本打ちました。激痛ではなく、歯医者の麻酔と似た痛みですね。

「どうですか、感覚はありますか」
「いえ、全然ないです」 
「では麻酔が効いてるので、これから切っていきますね。痛かったら教えてください」
「お願いします」

………。

何も感じない。
もっと痛いというか、何かされてる感触があるかと思ってました。

「はい終わりました。今度は縫っていきます」
「はい…あ、ちょっと痛いです」
「ここですか?」
「はい」
「麻酔を追加しますね」

チクっ。
………。

今度は、針が通る度に、何かされてる感触が…。ううっ。

「はい、これで終了です。お疲れ様でした」
「ありがとうございます」
「結果が出るのに1週間から10日かかります。それまでは患部を安静に、そして冷やしましょう」
「分かりました」
「移動は車いすにしてください」
「はい」

病室に戻って同室の方がいらっしゃったのでご挨拶。
もう一ヶ月近くも入院されているそうです。
「皮膚科はね、原因が分からないと長引くわよ」
と恐ろしい話を聞きました。
げ~~。

看護師さんが採血に来て,その後で氷枕とアイスノンを持ってきてくれたので、足を冷やし始めます。
あ~~気持ちいい…。
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それからちょっと眠って、夕方頃麻酔が切れましたが結局それほど痛むことはありませんでした。


実は生検の麻酔よりもずっと痛かったのは…。

出かける前に、なる猫の爪を切ってやったら、がぶっと人差し指をかまれ、それが腫れて超痛かったです!!
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