溶血人間の憂鬱

人生でこんなに頻繁に血を採られるのは初めての経験です。

クリックすると拡大しますが、ちょっと見にくいです。
血液検査_20170311
頻繁といっても月一ペースですけどね。


今回(3月11日)はこれまでで一番基準値外(LとH)が多かったです。
前回やっと基準値に戻ったのに、またもや好中球の割合が高くなり、リンパ球が下がってしまいました。
白血球の総数は基準値内ですし、炎症反応も問題ないのですが、
せっかく薬飲んでるんだから、もうちょっと変化あっても良いのでは…と思ってしまいます。

レクチゾールを飲み始めたのが年明けで、それ以降、徐々に数値が変化してきました。
赤血球の数が減り、総ビリルビン(黄疸=肝機能の異常)が上がったというのは、
やっぱり副作用ですね。

レクチゾールの副作用で最も多いのは貧血と肝機能の低下です。
溶血(赤血球が破壊されること)により赤血球の値が減り、壊れた赤血球が肝臓へ運ばれ、ビリルビンという物資として分泌されます。
ビリルビンは黄色なので、これが大量に尿から排泄されれば『ビリルビン尿』(茶色い尿)、
身体に溜まると目や皮膚が黄色くなる『黄疸』になります。
溶血が続くと胆嚢に溜まり、胆石になることもあるそうです。

また、貧血の症状としては、だるい、ふらふらする、息切れなどがあります。


担当の先生は検査結果と足の状態を見て
「3日後にもう一度来てください。Y先生(教授)に診てもらって、薬を止めるかどうか決めましょう」
と言いました。

3日後、ヘルパーさんに早めに入ってもらって、早めに家を出てまたまたK大学病院へ行きました。

Y教授は、地元の皮膚科から紹介してもらった先生で、その場で入院を決めたのもY先生でした。
でも入院している間は一度も顔を見なかったです。
実際の治療は担当の先生がいましたし、病棟での教授の回診は別の教授がいましたから。

なので、お会いするのは3ヶ月ぶりです。
私の足を見るなり
「おお~、だいぶきれいになったじゃない」
と言ってくれましたが、
「薬を止めるのは、まだ早いです。量を半分にして、あと1ヶ月半から2ヶ月は続けましょう。
 貧血もまだ基準値内だし、このくすぶってる炎症が治まるまで、治療を続けた方が良いと思いますよ」



え~~~~。


とは言いませんよ。おとなしく処方箋もらって帰って来ました。


Y教授の意見は分かりました。
「副作用に耐えられるギリギリまで薬を飲んで治療効果を最大限追求しましょう」
ですよね。

ですよね…。

耐えるのは私ですけど(涙)


全く、医者って恐いことをさらっと言いますよねぇ。


以前主人がPCNSL(中枢神経原発悪性リンパ腫)の治療でHD-MTX療法(高濃度メソトレキセート投与)を受けていたとき、
主治医のT先生に
「高濃度ってやっぱりすごい量なんですか」
と聞いてみたら
「うん、致死量を超えた量だから。解毒できなかったら死ぬよ」
とさらっと言われた事を、今でもはっきり覚えています。

解毒というのは、大量の点滴で腎臓からどんどん尿と一緒に排泄させることです。
この時、メイロンという薬で尿が酸性にならないように調整します。
(尿が酸性だとMTXがうまく排泄できない)
また、MTXの投与数時間後からロイコボリンという薬を点滴で入れ、MTXの副作用を抑えます。

致死量を超えた量を一気に投与することで、細胞分裂が活発な腫瘍細胞を叩き、
その後素早く排泄させることで、健康な細胞への影響を最小限に抑えるという訳です。

もちろん、この病気は治療をしなければ確実に死ぬのですから、
副作用を必要以上に恐れる必要はありませんが、
やっぱり主治医の口から「死ぬよ」と言われるとドキッとしますよね。


一方、私の『好中球性皮膚症』は、これだけで死ぬ事はない(はず)のですが、
Y教授曰く
「ピタッと治るような病気ではない」
そうで、
だからこそ、我慢できるギリギリまで治療するという方針は間違ってないと思います。

体調管理をしっかりして、あと2ヶ月レクチゾールの服用を続ければ、治る見込みがあるのでしょう。



でも、その間赤血球が壊れ続けるのは…やっぱりやだなぁ…。

もし貧血の症状が耐えられなくなったらすぐ服用は止めますけどね。
ただ、壊れた赤血球は戻ってきませんから、新しく作るしかない訳で、
造血幹細胞がフル稼働しても、壊れた分を補うのには時間がかかるでしょう。

服用をやめてもすぐに貧血が治る訳じゃない。
しかもレクチゾールは身体にとどまる時間が長いんです。



次回の診察は3週間後。

それまでに足が劇的に治ってるか、
それとも貧血で倒れるほど副作用が強くなっていれば
レクチゾールの服用も終わるのでしょうが…。


いや、劇的に治るとはちょっと考えにくいわ(笑)


やっぱり副作用がひどくなっていくのに耐えなくちゃいけないのか…。


考えれば考えるほど憂鬱になってきました。
すいません、暗い終わり方になっちゃって。

でも今は普通に生活できてるので、ご安心くださいね。
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Comment

  • 2017/03/16 (Thu) 10:21
    ルッコラ #- - URL
    No title

    mikomona様

    おはようございます。
    大病院の診察、私も苦手です。K病院=夫がはじめにお世話になった病院だと思いますが、数ヶ月後ほかに転院しました。
    K病院の主治医は患者さんを総合的に捉えるタイプではなく、夫のメンタル面を細かくケアしようという姿勢がみられなかったので物足りなさを感じたからです。
    夫の病気は治らない病気なので一番していただきたかったのはメンタル面のケアだったのです。

    でもmikomona様の場合は完治することが第一目標なので、信じられる医者だと思ったらその方針に従うしかありませんよね。でも「信じられる医者」かどうかは素人には判断できないのでどうしてもモヤモヤ感がどんどん強くなってしまいます。

    以下は個人的な感想なのですが・・・
    もしかしたらmikomona様が強い精神力で介護と仕事を立派に両立させていることに、体が少しずつついていけなくなっているのではないかという気がします。薬を飲んでいるときは体の中でいろいろな戦いが繰り広げられていると思うので、できれば仕事か介護のどちらかの負担を減らして体をいっぱいいたわってあげてくださいね。

  • 2017/03/16 (Thu) 20:18
    # -
    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2017/03/19 (Sun) 01:25
    mikomona #- - URL
    ルッコラさん、こんばんは。

    コメントありがとうございます。

    お医者さんって本当にピンキリですね。
    技量だけでなく、相性もとても大事だと思います。

    K大学病院のY教授は割ときつめの処方を出す先生らしいです。
    信頼できるかどうかはまだ分かりませんが、やりたい事は理解できます。
    何といっても、私より厳しい症例をたくさん診てきているのですから。

    私の病気は、ルッコラさんのご指摘通り、たまたま症状が皮膚に出ているだけだと思います。
    とはいえ、生活のためには働かなくてはいけないし、主人を施設に預けるといってもすぐにはできませんからね。

    今年はいろいろ考えなくちゃいけませんね。
    なんて、言ってるうちに、気づいたら年末なんですけど(笑)

    ぼちぼち桜のつぼみが膨らんできましたね。
    今年もご主人と楽しいお花見ができますように、祈っています。

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