血液検査の結果と、薬の副作用について、またまた考える

昨日から主人はショートステイへ行ってもらい、
今日は朝一でK大学病院を受診してきました。

開花宣言から花冷えの日が続いて、桜はまだまだ見頃にはほど遠い状態でした。
バスの窓からお花見しながら行けるかな~と淡い期待を抱いてたのですが、残念。

さて、血液検査の結果です。
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血液検査結果_20170401_thum

今回は、白血球のうち好中球(Seg)の割合が減って、リンパ球(Lymphocyte)の割合が増えて共に正常範囲になりました!
好塩基球(Baso)と単球(Monocyte)が多いままですが…。

レクチゾールの副作用からきた貧血の方は、赤血球がまだ低いですが、ヘモグロビン、ヘマトクリットは下限ギリギリで
極端な悪化はしていませんでした。
総ビリルビン(黄疸を示す)も回復。

ま、一時レクチゾールの服薬を休んでいたので、当然の結果ですが。
※めまいが治まったので今はちゃんと再開してますよ。

他は良くも悪くもいつも通りでした。


足にポツポツできる赤いしこり(結節性紅斑)も、新しいのはできていません。
が、レクチゾールを止めると再発するので、まだまだ服薬は続けなくてはいけませんが。

この病気(好中球性皮膚症)は、私の場合ピタッとすっきり治るようなものではなく、
何かの刺激で好中球の異常な活動が誘発(必要もないのに血管から組織内へ入り込み、炎症を起こす)されるようなので、
無理をせず、薬で好中球の活動を抑えつつ、徐々に好中球が落ち着くのを待つ…みたいですね。

いやー、最初は虫刺されだと思ったのに、まさかこんなに長引くとは…。


でも考えようによっては、足の炎症以外に異常な所見はないし、
定期的に主人にショートステイへ行ってもらえて確実に楽になったし、
ミイラ取りがミイラになる(介護者が被介護者になる)ような最悪の事態にならなかっただけでも
良かったと思います。

診察が終わって帰り際に先生が
「発疹が出てくる事があるから気をつけてね」
と不吉な事を言いました。

発疹とは、『好中球性皮膚症』の症状ではなく、
レクチゾールの副作用の一つ『DIHS:drug-induced hypersensitivity syndrome(薬剤性過敏症症候群)』
からくる発疹だと思います。

前にも書きましたが、レクチゾールにはDIHS(D.D.S.症候群ともいう)という重大な副作用が起きる可能性があります。

なお、重大な薬疹にはDIHSの他にSJS(スティーブンス・ジョンソン症候群)、TEN(中毒性表皮壊死症)が知られています。

DIHSは原因薬剤が限定されていますが、SJS、TENは鎮痛剤や抗生物質など多くの薬で発症する可能性があります。
(薬だけでなく、食べ物やウイルス感染でも起きることがあるらしい)

いずれにしても、薬を飲んでいる時に(飲み始めて日数がたってから起こる可能性もある)
●皮ふの広い範囲が赤くなる
●高熱(38℃以上)
●のどの痛み
●全身がだるい
●食欲が出ない
●リンパ節が腫れる
がみられ、
●その症状が持続したり、急激に悪くなったりする
ようなら
ただちに薬の服用をやめ、医療機関を受診しましょう。

私の主治医は皮膚の専門医なので、薬疹の患者さんをたくさん診てその危険性を良く知っていますが、
他科の先生の場合、薬疹に慣れてない可能性もあります。
症状がきついなら、すぐ救急に行くのもありだと思います。
その際は必ず飲んでいる薬の実物と、お薬手帳を持参しましょう。

DIHSの致死率は10%、SJSが7%、TENが20~30%という統計があり、
いずれも寝てれば自然に良くなるような病気ではありません。

もちろん、このような重大な薬疹がおこる可能性は非常にまれですから
薬を飲むことを必要以上に恐れることはありませんよ!


では、なぜこんな事を書いたかというと

「薬過量投与で死亡で賠償提訴」というニュースを読んだからです。
NHKニュースサイトの記事
毎日新聞webサイトの記事

『脳腫瘍』『抗てんかん薬』『副作用で死亡』と、他人事ではないキーワードがたくさんあって
また、私はラミクタールがDIHSの原因薬剤の一つだと知っていたので
すごく気になりました。

この方はラミクタールを規定量を超えて処方され、TENを発症して亡くなりました。

もう少し調べてみたんですが、
ラミクタールは過量投与による副作用被害の報告が多い薬なんですね。
2011年には製薬メーカーのグラクソ・スミスクラインが
―ラミクタール錠の適正使用のお願い―』←PDFが開きます
という資料を配付しています。

さらに『医薬品副作用被害救済制度』で、不支給になった原因薬剤もラミクタールが多いのだそうです。
理由は不正使用(用量・用法が守られていない)です。
厚労省の資料←PDFが開きます。6ページ目にラミクタール服用での事例が記載されています。

抗てんかん薬は、てんかん発作を抑えるために飲み続けなくてはならない薬です。
主人もゾニサミド(商品名:エクセグラン)を飲んでいます。
飲み始める時に、副作用の説明を受けた記憶は全くありません。
(当時入院中で面会に行ったらすでに投与されていた)

あ、でも用量・用法はきちんと守って投与されています。

ただそれは、処方を疑った訳ではなく、どんな薬か知りたくて自分で調べたから分かったんです。
そもそも患者は『医者が用量・用法を守らない』とは思わないのが普通だと思います。

こんな不幸な医療事故(と言っていいのか分かりませんが)はなくして欲しい。
患者さんの苦痛、遺族の怒り、悲しみを思うと、胸が詰まります。

薬を飲む以上、何らかの副作用が起きるのは仕方ないことですが、
せめて、不正な処方、間違った処方が通る前に何らかの形でストップをかけられないものでしょうか。

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