夏の夜の読書(と言っていいのか) マンガ『フラジャイル』を読んでます

医療マンガにもいろいろありますが、
『フラジャイル』は病理医を描いた作品です。

病理医とは、様々な検査結果から病名を鑑別するお医者さんのこと。
臨床医と違い、直接患者さんと向き合うことはありません。

主人がPCNSL『中枢神経原発悪性リンパ腫』で生検(手術で組織を少し取って検査すること)を受けた時には
『術中迅速病理診断』といって、取った組織をすぐに病理医が検査して病名を確定してもらいました。
※あくまで『迅速』なので、間違っている可能性もあります。もちろん、その後通常の病理検査をして確定診断を受けます。

長瀬智也さん主演でドラマ化されたそうですが、
個人的に、好きな原作が実写化されるのは期待外れも大きいので全然見てません。

NHKの土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』は逆に期待以上の名作だと思いました。ぜひ続編をお願いしたい!


さて、『フラジャイル』が面白いな~と思うのは、
やっぱり一般人には直接知る機会がない『病理』という世界を、フィクションとはいえ、垣間見ることができること。
これまでも、『監察医』という、死因を特定するために解剖や検査を行う医師のドラマや小説はありましたが、
生きている患者の病名を鑑別するための『病理専門医』の話って初めて読んだので、とても新鮮でした。
※フラジャイルの病理医も患者さんの死因を特定するために剖検(病理解剖)を行います。

この剖検が保険診療ではなく、費用は全て病院が負担するという仕組みも全然知らなかったです。

「ま~ちょっと盛ってるよね」なのはフィクションなんで、そこはツッコミ不要です。

主人公はめちゃめちゃ優秀ですが、『性格と口と人相が極めて悪い』病理医、岸京一郎先生です。
正義感あふれる爽やかなイケメンでは全くありませんが、
岸先生
「病理(うち)は10割出しますよ」
なんてカンファレンスで啖呵を切る病理医…かっこいい…というか恐すぎます。
※本当の病理医はこんな事言わないと思いますけどね。

他の登場人物も個性的です。
話中でダークサイドにいる人もその人なりの理由、動機が丁寧に描かれています。

あと、岸先生の、到底反論できない正論と強烈な顔芸

「その程度なんですよ」
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とか

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とか

もしこんな人が上司とか得意先だったら絶対に会社辞めたくなるだろうな…と思いながら
犠牲者たちの阿鼻叫喚を楽しめるのも、このマンガの魅力です。

でも10割出してくれるなら、私の検体はぜひ岸先生に鑑別して頂きたいです。


話の中心メンバーはたった3人の病理部。人数が多いとマンガ描くの大変なんで、それは仕方ない。
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でも検査技師が1人しかいないのはちょっと現実味がなさすぎな気がするんですけど、どうなんでしょうか。



そういえば、現実味がないといえば

こんなイケメン脳外科医が日本にいるか~~~~!!!!
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まさにフィクション(虚構)

……。

あ、いや、嘘です。

どこかにいるのかもしれない。私は見たことないけど。
というか、脳外科医には性格も口も人相も関係ありませんし。
※基本、外科医は腕が良ければそれで十分だと思います。


……。
あっ、フォローになってないかも…。


うちの脳外科の主治医のT先生は、腕が良くて優しくて面倒見の良い素晴らしい先生ですからね!




話はすっごいそれましたが、『フラジャイル』お勧めです。
9巻まで出版されてます。
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